悪魔探偵:今際野結の徒然草

世の中には言葉に出来ないモノがあります。

文言の上では謝罪しているけれども表情や態度から誠意が無い

何だったらまだ何か言いたそうにしている。

まだ揚げ足取りのゲームが出来ると勘違いしている。


果たして言葉に出来ないモノとは何なのでしょうか?

人間は論理学、物理学、心理学、さまざまなアプローチを

学問を経ずとも人間関係から学び取る生き物です。


特に複雑な家庭環境に身を置く方に関しては

他人の顔色をうかがう事が良くも悪くも上手。敏感だったりします。

そういった状況下と言うのは時に機先を制する能力に長け

他人を思いやる特徴を持ったりしますが、時には己を見失い

なんでも他人のせい。環境のせいにして責任の無い行動に走ったりと

光と影の両面を併せ持っているのです。


人は物知りだったりインテリジェンス、地位にコンプレックスを持って

目が覚めて眠るまでの活動を複雑にしていく・・・

コンプレックスと言う概念は時代を経て意味を変えます。

こういう風に都合よく折り畳める言葉を好んで使ってる内に

本来の意味を見失っていく。悪魔の方が言っておられるでしょう?

人は同じ言葉を共有しながら違う解釈や見え方をしています。

私にとってコンプレックスとは精神を占有してる非言語的な情報の塊です。


誰でもコンプレックスを抱えてると思いますが

それがモヤの掛かったワケの分からない物体なのか

ひょっとしたら生きる上で必要な情報・・・ヒントかもしれません。


人間はワケの分からないモノに対して盲目であり臆病です。

本来、脅威はすぐ傍にあるし気付かないだけで平然と暮らしているに過ぎない。

残念ながら自分の姿と言うのは自分でしか形作れません。

その境目が曖昧になると生きる意味を見失います。


あなたは本当に好んで着る服を着こなしていますか?

ずっと凛々しい顔をしていられますか?

今、誰に見せても恥ずかしくない生き方をしていますか?


先ほどの三点の質問なんて、本来何の意味も持たないんですよ?

この質問に引っかかる方は他人の評価に流されやすい

自我の肯定、自己防衛が少し弱くなっている人かもしれません。


さっき道端で会った人間の性別、表情、何を考えてるかなんて

本来気にしなくて良いんです。怪しい人を除いての性善説の話ですが・・・

自分を肯定出来ないと自分を信用できない。

そして、他人を信用する事も出来なくなる。

そうやって誹謗中傷が産まれる。疑心暗鬼な人間あるあるですね。


人生は一人称視点なのに何があなたの心を抑えつけているか

その謎の答えはどこにあるのでしょう。そういうお話でした・・・



所属悪魔:芥子河原ヴェンデッタ悟よりコメント

「俺のポジション奪わんといて・・・」

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