悪魔の教壇:血塗られた魔法少女のお話

今日はヒューマンとデヴィールな奴らの交流を描く授業を一つ。


人間二人と悪魔が二匹。何も起こらない筈も無く・・・

実は、現実世界に異界からのテクノロジーがもたらされたり

とんでもない事件の真実が実は・・・と言う都市伝説。


こういったモノに迫っていくのだ!新入りの神代涼クンも

ポテチ食べて映画を観る感覚で聞くが良い。飲み物はコーラで良い?


「センセ―!蟹はオヤツに入りますか!?」


「准一くん。カニカマまでならセーフだ。だけどこれは遠足じゃねえぞ」


「センセ―!」


「どうした結クン。」


「センセ―の後ろにロブスターの亡霊が!」


「キシャアアア!!で供養してるのにィー!」


取り乱してしまった。今回お届けする内容は

異界が関わってしまった現代社会の事件に迫っていくぞ。


とある天界から使わされた錬金術師がそりゃもうわんさか

この現代に子供作りまくって魔法使いの女の子達が誕生した。

既に魔女狩りの時代は終わってるんで

その魔法少女達は友達や家族を守るため、人間として成長する為に

現代に紛れ込んだ悪魔と戦う!ふふん。まさに王道だな。


しかし、敵は悪魔だけでは無かったのだ。

彼女たちも生きてく上でステキな人を見つけようとしたり

普通の大人になる為に色んな努力をしたものの

結局、自分が守ろうとしてた世界はあまりにも残酷で・・・

現代社会の中で擦り切れていく。


そんな中で、魔法を使って稼げたら。

そういう一発逆転を狙い始める。身体一つでの大勝負。

結局、明日何が起こるか分からない。

だったら今を強く生きる。他人にどう言われようとも・・・


ここでクイズ!そこそこ大人のお姉さまが魔法少女に変身する!

これを魔界ではなんというでしょうか!?


ピンポーン!

「師宮!悪魔が一発目にこたえると授業にならんだろうが!」


俺は空気を読まない戦闘悪魔に呆れたが、答えさせる事に・・・


「エクス〇ンダブルズ!」


「映画見たいだけだろうが!いい加減にしろ!」


ピンポーン!

「おっ!涼くん。君の様ないたいけな少年がお姉さま方に狙われるのだ。答えるが良い。」


「心はずっと魔法少女!みたいな・・・」


「確かに、心が永遠の魔法少女だから歳なんて関係ない!けど不正解!」


「ヴェっさん先生!答え教えてくださーい。」


「正解は・・・『違法少女』だ」


「それは、かなり言い過ぎなのでは?」


「彼女たちも騙し騙されで生きて来てスレてしまい

 犯罪に手を染める者が少なくないのだな。

 やり方がえげつなくなるから違法なのだ」


もはや戦闘を繰り返し、無垢な魔法少女の見る影もないほどに

狡猾。悪辣。残忍な殺し屋になったり・・・


そんなやつらが存在するのだ。

人類よ。色の明るい可愛い服を着て武器を振り回す

違法少女に気を付けるが良い。あいつらもなかなかにデビってるぜ。

なんせ、この世界で最大の敵が悪意を持つ人間だと知ってしまった。

かつては地球を守る為に色んな人を助けようとしたのに

色んな人に裏切られてしまい

青春を殺された魔法少女の成れの果てなのだから・・・





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