悪魔に密着日曜深夜の28時

「ごめんなさい。板チョコだけだよ?許して!助けて!」悪魔が悪夢にうなされて

望まぬ時間に目が覚める。朝4:44分なんて不吉過ぎるじゃないの?まったくもう。

あの親に重罪がバレた時のあの感覚ったら半端ない。国公立の悪魔大学で

ホラ、夢とかそういうのに作用するヤツ。サキュバスだかインキュバスだか。



俺は差別と数学と夢魔が苦手だし大嫌いだから履修しなかった。

あの頃は今さえ良かったら良い。と思ってたけどあんまり酒池肉林な真似はせず

それゆえにデビルリア充な生活を知らないまま育ってきた。

筋トレと格闘技だけが俺の青春だぜ!


何であいつらはバイトもこなす間に遊ぶ時間を確保できるのか?

寝る時間削ってオールなんて毎日やってる間に今自分がどうなってるか分かんねー。

とかなると不眠症になりそうだったから到って真面目に生きて来たんだぜ?

魔界の黒い太陽は地球のそれと同じく24時間ぐらいに1周するが

健康的に生きる為にも起きてる間にダブル太陽トリプル太陽をキメてると

さすがに何するにもおぼつかなくなる。



たった一度の過ちで、ホラ、弟のオヤツを食べちゃったから・・・

そんな重罪に地獄の裁判所は執行猶予なんか付けてくれないから

俺はいつでもギリギリで人間の世界を生きてるんだ。

この世に受肉したと言う事はいずれは年老いて死んでいくのかな?

悪い事をすればまた地獄に戻れるのかな?そもそも俺の前世は・・・


なんてガタイで分析してる間に朝になる。いい加減人間社会に寄り添ってかないと

デビル貯金が無くなってく一方だぜ。裁判官に俺が人間界で苦しむのが見ものだとか

そういう事言われてきたけどさ。

あいつら悪魔かよ!・・・そっかあいつら悪魔だった・・・

こんな生活から脱却する為にまたもやあのデビルスキルを使用。

あんま悪い事したくねーんでまともに働く事にする。

悪魔は写真に写るのも嫌いだから色々と苦労したぜ!

んで、まぁ昔取った杵柄でブッダエイメンに詳しい俺は寺で働くことに。要領が良いテラバイトの始まりって答え。

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