第6話 ユリ 百合 リリィー

 ユリの話だ。

純粋に植物のユリだ。

女子校で多いあれではない。

女子校の女子は男性教員を男と思っていないだよね。

まあ、その話しは別の機会に。


 初夏も近づく今日この頃、野山でもユリの姿を見かけるようになった。

ユリの仲間にも色々あるが目につくのはヤマユリだろう。

私個人ではササユリが好きなのだがこの近くにオデカケしても出会えることはない。

ピンク色のヤマユリと比べて弱々しい姿がいい。

私の住んでいる東京西部には野生のササユリはないはずだ。今までに見たもっとも東での観察は静岡市の北北東側だ。富士川を東に越えたところでは見たことがない。いや興津川も越えていないかな。


 植物のユリにも色々ある。

分類上は単子葉植物のユリ目ユリ科ユリ属のものはヤマユリやササユリやテッポウユリだ。

百合属性や百合族ではなく分類上のユリ属だからね。

更に細かく亜属があったりするがユリ属の野生のものではヤマユリやササユリ以外にタカサゴユリやクルマユリやスカシユリやコオニユリが知られている。

タカサゴユリは高速道路の法面などに繁殖している一見テッポウユリのような姿をしたユリだ。花に紫の筋があるという特徴がある帰化植物だ。種でどんどん増えていってるようだ。

タカサゴユリも近くの緑地でよく見かける。

これからの季節はヤマユリの姿が楽しみだ。

ユリ属に属さないユリ科の植物にはカタクリやウバユリやクロユリやホトトギスやナルコユリなどがある。園芸種ではチューリップなどもユリ科に属している。

カタクリは何ヵ所も保護されているところや普通に公園で咲いている所を知っており、早春のオデカケの楽しみの筆頭と言える。

ウバユリもよく見かける植物だよね。クロユリとなると高山に行く必要があるよね。

チゴユリやスズランは最近の分類上ではユリ科からはずされたようだ。

ノカンゾウ等も同様らしい。チゴユリのようにユリ科でないのにユリとついている植物もいくつかある。

夏の終わりに見られるキツネノカミソリはヒガンバナ科だ。ヒガンバナ科の植物も以前はユリ科だったんだよね。


 ともあれこれからの季節はユリの仲間の植物の花が公園や緑地にオデカケするときの楽しみだ。暑くなるから熱中症に気を付けながらオデカケを楽しみたい。





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