第7話

松屋におかあと来た。

それほど混んでいない店内、いつもプレミアム牛丼の並。

今日は、私の奢りだから私が食券を買う。ボタンって皆んなが触るから、汚い。だから、グーの手で第二関節の山で押すけど、やっぱり気持ち悪い。

席に座ったら、店員さんがお水を持って来て、水を飲んで一息してたら、おかあに牛丼が運ばれて来た。なんで最初私じゃないのよって思ったけど、残り物には福があるって聞いたことある。

お待たせしました。

ふぇ〜、きたきた!

あれ、いつもより肉が少ない?と隣を覗き込む。

あれ、おかあのも同じ。

ぶー、絶対少ない。いつもは、ご飯が見えないくらい端まではいってて、重なってる所もあるのに、今日ははらっとしかない。気のせいかと、食べ始める。

まずは熱いので肉と少しのご飯で味わう、少し冷めてきたらこの薄い肉でご飯を巻いたり、1番下の汁だくご飯をご飯だけいったりする。

でも、だいたいは肉とご飯と一緒なくらいに食べてる。

いつもなら、ピッタリ私の配合で肉とご飯が合うはず!

今日は、豚汁変更にしなかったから、わかめと揚げの味噌汁なのだ。

味噌汁も、アクセントに入れながら、食べ進んで、やっぱり肉がなくなった。

ガッカリだ。それとも、ご飯が少し多かったのかななんて考えてた。

もう、外は暗くなってきた。味噌汁を飲み干し、おかあも、食べ終わってる!

前の席の、親子連れは、まだまだ食べている。

私とおかあは、意外と食べるのはやいんだよね〜なんて、負けず嫌いな私は、ちょい嬉しい!

家に帰って、シャワー浴びたら眠くなって、寝転がってネコのジェイを撫でてたら、メガネをしたまま寝てしまったみたい。

夢の中では、松屋のバイトをしててご飯に大盛りの肉を勝手に入れて、裏の休憩室に持っていった。

そこは、なぜか高校の時バイトしていたなか卯の休憩室で、凄い勢いで私は肉いっぱいの牛丼を頬張った。

そこへ、いつも夜中の休憩には棚に寝転んで寝てしまう、なか卯に住んでいる様な男性バイトの恭二さんが人が入ってきた。

今日も棚で寝初めて、私はちょい気まずい、だんだん、牛丼も味がわからなくなってきて、最後の一口水と一緒に飲み干した。

ゴーゴーという、イビキが直ぐにして。

私は早いけど売り場に戻った。

漬物と味噌汁の補充をして、ワッシャーをかけながら、考えた。

棚で寝るって気持ちいいのかな〜。

あんなに眠いって、家で寝てないのかな?

もう一つバイトしてるって言ってた様な…

たぶん、私は棚で寝れないな、人目も気になるし、身体が四角になっちゃいそう。と夢の中。

部屋のこたつに首までつっこんで足は出てる、首には猫マフラー、黒縁メガネをかけたまま口開けて、イビキかいてたら、棚より酷い?

お姉ちゃんに、「いいかげん、布団に寝な、あんただけの、こたつじゃないんだから!!」マジギレされて布団に寝た。

おやすみなさい。




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