第3話

やっとこさ、バイトをやり始めた。派遣って嫌いだって、何枚も何枚も書類に名前と住所を書いて、マイナンバーの番号まで書くって、いくら個人情報流さないって書類にサインもするけど、個人情報の嵐よね!

そして、最初の求人情報に記載してる、簡単なシールを貼るだけをしたくて行ったのに、その書類を書いたあとに、この仕事は満員でなんて言われて、じゃあここに来る前に、応募した時の返答に書いてくださいって話だよね?

書いた意味?

来た意味?

仕方ないから、クロネコヤマトの倉庫の仕分けやるって言ったけど、それは、お母さんが行ってたから、話聞いてるし、簡単っていうか単純作業だから、行ってみてる。

仕事はすぐ覚えられるよ、ベルトコンベアーに乗って流れてくる商品を番号順にカートに分けてのせていくだけ。カートがいっぱいになったら、交換する。

たまに、凄く重い猫砂とか、タイヤとかあるけど、殆どは片手でも押せる。お中元とかの、ビールが永遠に流れてくるのが、1番大変。よく飲むねー。私は、飲まないから、仕分けのビールが一番嫌い、重い、重い、重い。

ベトナム人やネパール人も一緒に働いて楽しく話しする。

陰気な日本人より、楽しい!

ベトナムの話を聞いてたら、夢にまた出てきて、ベトナムは行ったことがないけど、暑さで汗が出てるけど、屋台でフォーや春巻きの美味しそうな食べ物が、置いてあって、食べろ、食べろみたいに指さしてくるから、食べたらみんな、手を出して頂戴、頂戴ってお金だなと思って、10万ドン払ったら、みんなついて来て凄い行列になって、私の後をずっと並んで歩いて、まるで人間ムカデのようになって、楽しいからであった人と、ジャンケンをして、長い長いムカデになって、そのまま階段があったから、登っていったら月まで行けて、月まで遊びに行けて月の月面が砂だったんだけど、足がどんどん埋まって底なし沼みたいに、首まで入ってみんなそうなって、多分地球から見た感じは、月にトゲトゲが出来てイガグリ頭のようになってたと思う。

そこで目が覚めちゃったから、ベトナムに行くのは、ちょっと怖くなった。

もう、仕事に行く準備だなと、飛び起きた。

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