第2話

料理は好きだから、毎日作るけど片付けるのは嫌い。

ティッシュなんかも、その辺に散らかってるしゴミ箱はキッチンにしか無いから、雪のように床にはティッシュがころがってる。

でも、棚の上は綺麗に加味逍遙散を並べてある。

もちろん端から順番に飲んでいく。

女だから生理が来るって本当にめんどくさい。

もし、結婚したら私は痛いのも嫌いだし、怖いから赤ちゃんを産む時は旦那さんに変わってほしい。

まー、旦那さんなん出来ないんですけどね〜!

昨日も、タロット占いの動画見たけどあと2日以内に信じられない恋愛の奇跡ありますね〜って?

彼氏いない、出かけない、仕事もしてない、あと2日以内に何も起きないと思いますけどね〜。

って、自分で占い師をやってみる。

真似は上手いから、声優になれそうなんて思うけど、大変そう。

あ〜、何でも面倒でやりたくない。

あっ、クリームチーズをお母さんが、置いていってくれたからベイクドチーズケーキ作ろっと!

自分の食べたいもの作ってる時が1番幸せ。

また、夢の話だけどでっかいケーキを食べて行くんだけど、何故か嫌いなメイド服でケーキの上を泳ぎながら食べ進んで行くの。

顔も身体もクリームでベタベタになって、そのまま急にケーキ屋さんのオブジェになってて。

大きい犬が足もとのクリームを舐め始めて、私は走って逃げるんだけど。強面のおっさんにぶつかって、ぶつかった勢いでほとんどクリームは、その人が被っちゃって、怒って手を掴まれて警察に連れて行かれて。

その人が、警察に色々聞かれてるうちに、私は逃げて空に飛んだ。

ハッと目が冷めたら、暑くて汗が流れてた、ジェイが足元でモゾモゾ動いて寝始めた。

いつの間に寝ちゃったんだろ、ベイクドチーズケーキは焼き上がっていい匂いが漂ってる。

さぁ、食べよ!

「あ〜、この上のまったりクリーム感と下のサクサククッキー感、上だけだべても、とろけちゃう!

下だけ食べても美味しいし、一緒に食べたら、最高〜!」

あ〜、食レポも出来そうね、私!

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