Session1-6 野盗との闘い

イスデス:では動きマッスル。その場で【フィールド・プロテクション】を行使!

シュシュ:対象は半径3m/5で……6体いますね。

イスデス:おっと、となると自分除外かな?

GM:OK。術者起点の魔法は、術者自身を対象から外せるぞ。

イスデス:行使判定……(ころころ)成功!

「いざトートの書を紐解けば、過去も未来も艱難辛苦。なればこそ、我今ここに害を退く祈祷をささげん。【フィールド・プロテクション】!」

オルフ:「……それ本当にキルヒア神か?」

イスデス:「無論。地域によって呼び名は異なるが、賢神だとも」

シュシュ:「トート様……そんな神様もいらっしゃるのですね」

GM/匪賊の雑兵:「ンな神聞いたことねえぞー!!」がやがや。



この『神様の違った呼び名』については、イスデスが秘境生まれであるということからの咄嗟の思いつきだったようですが、

ふむ、それならちょっとしたシナリオフックとさせてもらおう……と画策し始めました。

それが活かされるのは、7話ほど後に……。



アルクトス:では、手番もらいますね。頭領にファイアボルト撃ちます。

オルフ:いけー!

アルクトス:(ころころ)行使は11。

GM/穢れ憑き:(ころころ)出目11、抵抗17! へっ甘ちゃんが!

オルフ:うわつよい。

シュシュ:つえー。

アルクトス:なんだこいつ。ダメージ……(ころころ)出目10! 11の半減で6点。

GM/穢れ憑き:たけえぇ!?

アルクトス:ぐぬぬ。

イスデス:惜しい。

シュシュ:通っていれば……!

GM:アルクトスの掌から放たれた【ファイアボルト】が、男の身体を焼く。

「ってぇ!?!? 何しやがる!!」

シュシュ:「ひゃあっ……! これが……魔法……」

アルクトス:「貴様の髭が見苦しいのでな、少し綺麗にしてやろうと思ったんだが」手番終了です。



シンカイ:「見事に御座ります。では次を。それと……オルフ。今一度思い出していただきましょう」炎の陰に隠れて走る位置に陣取って、ぽつり。

「……わたくしの才を。髭そりも成してしまいましょうか」

オルフ:「(……さ、て。病を気合で、とか馬鹿な事言ってたが……)」シンカイを見守る。

イスデス:オルフ君は、病弱な頃のシンカイちゃんしか見てないのだものね。

シンカイ:では。頭領のところまで通常移動、【キャッツアイ】を使用して、エストックで攻撃。(ころころ)キェェェェェェイ!

GM:移動妨害はなし!(ころころ)んおおおお!? 当たる!

シュシュ&オルフ:ヨシ!

シンカイ:(ころころ)ダメージ、12!「──イヤァァァッ!!」躊躇なく眼球を狙って鎧通しエストックを衝き出す!

GM:防護ひいて9ダメージ!

シンカイ:「……浅かったか。調子に乗りましたね。だが、懐此処にあり」

GM/穢れ憑き:「いってぇええ!!」男の身体をエストックの刺突が掠め、血がはじけ飛ぶ。

「つ……ついに怒らせちまったな……この俺様をよ……!!」

オルフ:「……マジだったか。そこまでだったとは……」感嘆と呆れが混ざったようなつぶやきをぼそりと言っておこう。



シュシュ:「さ、ジャンくん。私たちは下がろう。ここにいても足でまと……どうしたの? 鼻息……荒いけど」

ジャンくん(シュシュ):『……』

ジャンくん(シュシュ):『オレはやるぜ』

ジャンくん(シュシュ):『オレはやるぜオレはやるぜオレはやるぜ』

]シュシュ:「えっちょっとまっ……きゃー!」

ということで、通常移動で乱戦エリアに突っ込み、ジャイアントリザードは【防御姿勢】を使います。

これで自身と騎手と同乗者の防護点2点上昇。シュシュはオルフに《かばうⅠ》をして、【星は剣を導く】をオルフ様へ。

イスデス:「あっちょっ、シュシュちゃんーーー!」

オルフ:「おい待てシュシュ! 何処へ!?」

シュシュ:「止まってー! こ、このままじゃ……えーっと……」(ころころ)達成値10なので、オルフ様の命中力判定を+1!

「オ、オルフ様! 星が……見えました……!」ロッドを取り出して念じ、手番終了です!

GM/穢れ憑き:「へっ、そっちの嬢ちゃんはなかなか柔そうじゃねぇか……ミンチにしてやるぜ!!」

イスデス:パーティ最堅なんだよなあ。



アルクトス:「良いのか、あれ」シュシュの後ろ姿を見て。

オルフ:「いいわけあるかっ! チィ……!」手番開始、追うように走り出すぞ。

【キャッツアイ】を使用して、そのまま穢れ憑きへ《両手利き》と《追加攻撃》で3回攻撃だ!

GM:来い!

オルフ:両手利きのペナルティはあるが、(ころころ)命中15,17,13!

GM:なんて出目してやがる……(ころころ)1足りない、3ヒット!

シュシュ:早速占いくんが仕事してる!

オルフ:せーふ。(ころころ)7,6,8!

GM:防護点3を引いて、合計12点……うわやばいつよい。残りHPは23!

オルフ:「そら……返すぞ!」さっき抜け目なく拾っておいた錆びた短剣を軽く放り、意識を逸らしたところでボディを狙う。

GM/穢れ憑き:「ぐおっ……な、ナメやがって……!」

シンカイ:この時点で半減か。押し切れそうですわね。



GM:全員動いたな。では敵の反撃だ!

イスデス:頑張れー!

GM/穢れ憑き:「分かってんなァ!?」穢れ憑きは、後方に怒声を飛ばす。

それを受けた魔法使い……操霊術師は、穢れ憑きに向かって魔術を詠唱する。【ファイア・ウェポン】だ!

シンカイ:「火……!」流石に少し歯ぎしりする。ドワーフ生まれのナイトメアは火弱点。

オルフ:「炎には炎をってか?」

イスデス:「む……操霊魔術! 気をつけろ! 格段に重い一撃だ!」

GM/穢れ憑き:穢れ憑きの武器が燃え上がると同時に、その武器が振り回される……!

(ころころ)その場にいる君たちに向けて力任せに、武器を横から一気に振り抜くぞ。《薙ぎ払いⅠ》だ!

オルフ:「チッ……全員自分の身を守れ!」庇えないように分断されたんやろうなぁって。

GM:ええと、シュシュとジャンくん、オルフにシンカイの4体か。なら1体は難から逃れる(ころころ)

……シンカイは外れだ!

オルフ:OK! 炎弱点が外れたのはおいしい。

シンカイ:「……っ!」ちょっと大げさにスウェーバックします。

GM:シュシュ、ジャンくん、オルフは回避どうぞ! 命中は……(ころころ)14!

オルフ:(ころころ)くっ、避けれない。

シュシュ:(ころころ)こっちもダメ!

イスデス:あっオルフくん大丈夫か……?

GM:ダメージは……(ころころ)オルフ11,シュシュ14、ジャンくん13の物理ダメージだ!

イスデス:よし、まだ安いところで助かった。

シュシュ:プロテクションに防御姿勢も入れて。5点受けます!

アルクトス:かったい。

オルフ:こっちはプロテクションで1だけ軽減。両手をクロスさせ、辛うじて急所を庇う。


GM:残り2体の部下たちも、いきり立って襲い掛かってくる。(ころころ)オルフに2回!

イスデス:好かれてますわねぇ。

アルクトス:両手に花しやがって感。

オルフ:「んで、捕まえる女は傷つけたくねぇと……舐めやがって」

シュシュ:1人目、かばいます!

GM:ダメージは(ころころ)7点。

シュシュ:かきん。ノーダメージ。「ひぃっ……!」

オルフ:「シュシュ!?」

シュシュ:「だ、大丈夫です……ジャンくんのお陰で……」

GM/匪賊の雑兵:2体目はオルフにそのまま、命中は11!

オルフ:(ころころ)13で成功。「チッ……無理はするなよ!」2発目を躱し。

GM/匪賊の雑兵:「邪魔すんじゃねぇ、このガキ!」雑兵たちは罵声を浴びせるだろう。

シュシュ:「ごめんなさいっ……! 叩かないでっ……!」

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