Session1-2 イロモノパーティ結成?
オルフ:「と、に、か、く……! 俺はオルフェウスで、お前の事なんざ知らん。目的があるならさっさと果たしていけ」つーんと。
GM/エミディオ:見かねたエミディオが言う。
「彼の名誉のために言っておくと、彼女……シュシュはオルフともどもこの店の従業員だ。奴隷というワケではないから、そこは安心したまえ」
オルフ:「……冒険者だけどな」依頼に出てないけど。
シュシュ:慣れない接客に身体を震わせながら水を2つ運んでいきます。
ついでに減ってたアルクのお水も。
アルクトス:軽くお礼を言っておこう。
オルフ:「俺とこいつは………あー………なんだ?」PL視点だと誘拐犯と被害者なんですけど。PC視点でなんだ……?
シュシュ:なんだ……?
イスデス:なんだろう……戦利品?
アルクトス:戦利品。
シンカイ:「表沙汰にはできない関係なのですか……!?」
オルフ:「……いや、表沙汰に出来るかっつーと出来ねぇけど」
GM:蛮族と、あと殺傷事件絡んでるからな。
シンカイ:「改めて、わたくしはシンカイ。そこなオルフと老師を探すため、冒険者となるべく此処にやってきましたのですが、まさか……こここ、こんな惨状になっていようとは……!!」劇画タッチ。
イスデス:「まぁ、やんごとなき事情があるのでしょうよ。――それに、どうやらシンカイ殿もそういうものでありましょう?」
シンカイ:「確かに、そうですが……」
ジャンくん(シュシュ):『これ見世物としては一流だな』エサもぐもぐ。
アルクトス:ナチュラルにリザードが混じってる。
GM/エミディオ:仲のよさそうな君たちを見て、ため息をつきながらエミディオが言う。
「……まったく、まだ一つも依頼をこなしていないだろうに、何が冒険者かね。
オルフ、そろそろパーティを組んでもいいのではないか? ちょうど、そこのお嬢さんも知り合いだというし……」
シンカイ:「成程、仲間! だったら
イスデス:「そうだそうだ! そして拙も混ぜろ!」どさくさ紛れで……今のうちに……!
オルフ:「はぁ? いや、なんで俺が。大体またいつものように……」
GM:では、断ろうとしたオルフの脳内に声が響く。──時は来たれり、と。
オルフ:「……!?」
GM:感覚的に、彼ら……幼馴染であろう冒険者志望と、拾った従者。そこのめんどくさそうな獣人と……店の隅で食事をしている男。その4人を指したように感じる。
オルフ:「(待て、今か? 今なのか“声”……)」
イスデス:めんどくさそうってなんだ!
シンカイ:わたくし、もっとめんどくさそうな幼馴染ですわよ。
シュシュ:「ぼ、冒険者…オルフ様、がんばれー……でございます」そーっと厨房に戻ろうとする。
オルフ:「……待てシュシュ」そっと去ろうとしているのを掴んで止める。むんず。
シュシュ:「ひゃっ……な、なんでございましょう……」ロボットのようにカクカクと後ろを見て。
オルフ:「そしてイスデス、シンカイ。で……そっちの黒コート。」最後はアルクトスを指す。
アルクトス:「(ご馳走様でした、と手を合わせてる)……何か用だろうか」眉間に皺が寄るぞ。
オルフ:「……お前、ここへは食事のためだけに来たのか?」
アルクトス:「ああ、食事はここが美味いと聞いてな」
オルフ:……飯を食いに来た奴をこれから冒険者登録してパーティに入るように勧誘すんの難易度高くない???
GM:お高い。
オルフ:「(ああクソ、なんでこんな……理解出来ねぇのはいつもの事だが……)」考えてる。
シンカイ:では、それを察して先にずいっと出ましょうか。「失礼を承知で申し上げますが、貴公も『冒険者』をできる者でありましょうか。わたくし、剣士と斥候の心得こそありますが学はありませぬ。もしよろしければ、我が武を礼として御助力を願いたく存じ上げます」
イスデス:「見たところハイマン! つまりは後衛! 恐らく!」
シュシュ:「(ハイマンさん……男の人だけど綺麗だな……)」少しぽーっと。
アルクトス:「できるできないで言えば出来るが……」なんだこいつらっていう目。
GM:まあそうなるよな。
オルフ:「……アンタとシンカイ、そして……、……、……イスデス」
アルクトス:すげぇ嫌そう。
オルフ:「……手が欲しい。俺達と一緒に依頼を受けてくれないか」
イスデス:「なんだいオルフくん! 拙の力添えでも必要になったかい?」にっこにこ。尻尾ブンブン。「いいですとも! そこまで頼まれちゃぁなぁ~!!」
オルフ:……一番最初に引き受けて貰えてありがたい気持ちと、なんか釈然としない気持ちが入り混じった複雑な表情を浮かべています。
GM:青春だねぇ~。
オルフ:なおシュシュちゃんは『俺達』に含まれてるよ。悲しいね。
シュシュ:きょろきょろ。「あのー……もしかしてですが」
オルフ:「なんだ」
シュシュ:「私もなんてこと……ありません……よね?」
オルフ:「……?」
シュシュ:「ほっ……よかった。そうですよね。私が着いていっても何の役にも」
オルフ:「俺がお前を見付けた時からそれだけは決まってたが」謎の声さんに行きなさい……その蛮族ぶっ殺して拾いなさい……って言われたので……。
シュシュ:……顔がさーっと青くなる。
「むりむりむりです! 私なんかが行っても蛮族のご飯になるだけで!」
逃げようとするがジャンくんにスカートを引っ張られてじたばた。
オルフ:「ジャン、そのまま離すなよ。とにかく、俺にはお前が必要……らしい。そしてお前らと組む必要がある、らしい。ので、えー……組め、頼む。……違うな。……オネガイシマス」頭を振って下げる。
シュシュ:「ひ、必要……。……私に何ができるかはわかりませんが、荷物持ちくらいでしたら」後ろを向いて、初めて言われたなぁと噛みしめている。
イスデス:「OKOK。拙は分かっています。なんてたって賢神の使徒。うふははは! 戦う力はないが探索回復なんでもござれ! 頼ってね! 守ってね!」
シンカイ:「ふむ、
シュシュ:ひぃん! 目を合わせられない。
オルフ:「…シンカイに、そっちのコートの奴もだ。いきなりで悪いが、こっちにも事情がある。俺に出来る礼ならする。だから、頼む」これまでとうってかわって真摯な様子で、2人に向けてテーブルの手をついて頭を下げよう。
GM:こっちには真面目なんだ。
オルフ:よく考えたらさ、ここでパーティ組めなかったらもう謎の声がパーティ組ませてくれるか分からないんだもん! 成り上がりの夢!!
シンカイ:「わたくしは勿論、そのために貴方を探していたんですもの。ですが……」ちら、とアルクトスを見る。
エミディオ:「……おい、お前たち。彼は一般客だ。迷惑をかけるものではないぞ。……すまないお客人、こいつらの話は聞き流してくれたまえ……」アルクトスに謝りつつ、サービスとして珈琲を出してくれるだろう。
アルクトス:「いや、構わない。実際他所でそういう事も少ししていたしな……」珈琲を一口。
オルフ:どきどき。
アルクトス:「……偶にはいいだろう。今回だけだ」
訳アリの男とそれを探していた女、小説作品のタネになるかと考えて引き受ける。
オルフ:「……そうか、助かる。」表情を崩さないようにしつつ。
「俺はオルフェウスだ。オルフで頼む……お前は?」
アルクトス:「アルクトス。アルクトス・アウストラ……しがない作家だ」
シュシュ:「…も、申し遅れました。シュ……シュシュと申します……。お役に立てるかはわかりませんが、どうぞ使ってください……」消え入りそうな小さな声で。
イスデス:「改めて、賢神の使徒が一人。イスデス・テピ=ジュウエフにて」面白そうなことになってきた。オルフくんにひっついて良かったなぁ!
シンカイ:「わたくしも改めまして、ハーヴェス王国官僚カネサダが娘、シンカイ・フォン・クロンヘイムに御座ります」
オルフ:「(……しかし、奴隷だったコボルトのウィークリングに妙なベスティアの神官、元病のご令嬢に作家……。これからいったい、どうなるんだ……?)」
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