おまけ「その後・・・」
「チッ!なんだよ、肉も野菜も全然ねえじゃねえか。せっかく久々に腹一杯メシが喰えると思ったのによ」
突然現れた曾祖淑母の
肉は十五キロ弱、野菜は各種合わせて十キロ以上あったが、それでも雹には少なかった。
雹は霧子や
一方、霧子と霞は…
「スミ、正直に答えなさい。あなたもしかしてあの後ズルしてない?」
「えっ!?ワタワシ、ず、ずず、ズルなんてしてないよ!?」
「はぁ……あなた、やったわね。噛んだし挙動不審だし間違いないわ」
霞はすっかり鉄面皮ではなくなり、クールさも
いかに霧子と二人きりとはいえ、霞が簡単に動揺することなど滅多になく、この事からもわかるように霞は明らかに変わっていた。この変化は太陽と試合を行ったことにより
「で?どんなズルをしたの?流石に
「殺人って…ワタシってそんなに人殺ししそうなの?」
「ええ、少なくとも
「…………」
「ふふ、そんな
これもまた太陽の功績だろう。
殺気にも似た近寄りがたいオーラを纏っていた霞だが、今はそれがなくなっていた。
「…キリちゃんそれフォローになってない」
「あらそう?ごめんなさい。で?あなたはなにをしたの?」
「それは…」
霞は悩んだ。
正直に
そして、悩んだ末に霞が出した答えとは…
「残り半分という所になって
「ぼっ…!?チン…!?…
「ここなら誰も聞いてないし、それくらい恥ずかしくないよ。
「そ、そうなの……
(やっぱり、こう言う言葉を使えばキリちゃんが照れて深く追及出来ないよね。…ごめんね、キリちゃん…やっぱり言えないよ。キリちゃんの好きな人とキスしたなんて……)
こうして、霞は霧子の知らない秘密を太陽と共有することになった。
尤も、霧子が本当に霞の言った事を信じたかどうかは霧子にしかわからない事である…
お約束(?)のスクロールをしてくれた読者に
雹は最終話で明かした通り、霧子や霞の曾祖叔母だ。
○年齢…十八歳。(四月二日生まれ)
○身長…142センチメートル。
○体重…ヒミツ。※恐らく三十キロ台だが、大食ゆえに秘密としていると思われる。
○好きな食べ物…味の濃い物全般。※マヨネーズを使用した物は除く。
○嫌いな食べ物…なし。※グロテスクな物も平気。尚、嫌いではないもののマヨネーズとガムは少し苦手。
○好きな動物…牛、豚、鶏、魚類、他多数。※主に喰い物として見ている場合が多い。
○特技…二十分で十キロから十五キロ程度は太れる。※その更に一時間後には元に戻る。
○備考…初対面の人とでもすぐに打ち解けられる
以上だ!!
短期間で終わらせるつもりが結局一月近く掛かってしまって申し訳ない!
では、もしもまた会える時が来たらよろしく頼むぞ!
アスタラビスタベイベー!!
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