第5話「続・5回表」
QR(クイズランキング)で全国最上位ランカー、それも高校生以下を対象としたランキングではなく一般人のランキングで常にSクラスを維持している霞が、推定QRが高校生以下でもEクラスと思われる太陽に先にランナーを許したのである。
「ちっ!おい俗物!次の問題に……」
ちょおっと待ったあ!
ここで、
まずは説明しよう!
ん?なにがって?
わかってるだろう?
そう、QRについてだ!
QRとは、
そのランキングは公式戦での勝率、正解率、不正解獲得率、解答の美しさ、佇まいの優雅さ、その他の要素、によりポイントが与えられて、ポイントに応じてSクラスからFクラスまで振り分けられている。尚、その他の要素というのは「試合を楽しんでいない」なども含まれる。つまりは笑顔が満点、試合は0点だとしてもその笑顔の部分はプラス評価がされる。
そのQRの中でもSランクは別格であり、競技人口が一番多い一般人ランカーではたった13人しか認定されていない。(高校生以下では9人、中学生以下では7人、それ以下は公式リーグがないため認定者なし…ただしトーナメント制の全国大会は世代問わず存在している)
そのランキングでSクラスのランカーになるには最低でも勝率95%超、正解率90%超でなくてはならないのだ!
SクラスはAクラスの上位とリーグ戦が組まれるが、その中でSクラス同士でも互いに試合が組まれるため、維持するのは非常に困難だ!
ちなみに一般人のリーグは全4種あり、上位からSA1リーグ、A2B1リーグ、B2Cリーグ、DEFリーグと分かれている。各リーグにそれぞれ名称が付けれているが本編とは全く無関係なので割愛する。
同じクラスでは1と2は1が上位だ。(AならばA1がA2よりも格上)
詳しい説明は割愛するが、要約するとリーグ戦の結果でクラスが変動する仕組みだ!
尚、前述の通りトーナメント制の全国大会があるが、その全国大会は完全に抽選で組み合わせが決まるためFクラスがSクラスとぶつかることもある。
そしてなんと!その全国大会ではSクラスとA1クラスの最上リーグに属するランカーと対決したB2クラス以下のランカーがそれ倒すと一挙に二階級特進する!上位ランカーは負けると逆に二階級特退する!!※A2B1クラスの場合はランキングのポイントが大幅に加えられる。
上位ランカーは常にランクダウンというプレッシャーに包まれているのだ!
そんなランキングで霞はSクラスの最上位ランカーなのだ!無論、霧子もまた言わずもがなだ!
要するに霞は「全国有数の野球式クイズ対決の
よし。
長くなったのでこの辺りで説明は終わりだ!
では時間を微調整して
「俗物!次の問題に移るからな」
「待ってください!」
「…一体なんだ?不自然な出題妨害はペナルティ対象だぞ」
「ふふ。
「
霞は霧子に対しては殆ど意見をしない。絶対服従ではないが、基本的に霞は霧子が最優先である。いわゆる主従関係に近い。
ただし、これは人前に限る。
霧子と霞が二人きりの時、それも極稀にではあるが
「あら?失礼だったなら謝るわ。それはそれとして…
「
霞は少し考えた後で太陽に向けてそう訊いた。これは霧子の考えと
だが!!!!!
「
「む…!?」
「
太陽は霞と霧子を驚かせた。
特に霧子は霞よりも少しは太陽の思考パターンを知ったと感じていたためにその驚きは霞よりも大きかった。(!の数を見ても明らかだ!)
「…では、
「その通りよ。審判である私が納得の出来る理由を言わなければペナルティね。ふふふ、さあ
(く…なんて威圧感…この二人、たぶんアレだな。自分達の思い通りに物事を進められないとイライラするタイプだな。まあ、
霧子の豹変ぶりは『野球拳式クイズ対決 ~学園の支配者!女帝・剣ヶ峰霧子篇~』で見ることが出来るので未読の読者は是非とも読んでくれ!
別に読まなくても問題はないが、読むと霧子の設定などを知ることが出来るぞ!
太陽は霧子と霞の目付きに萎縮しそうになる
その宣言とは…
それは…次回を刮目して待て!
次回「必殺か捨て身か!?再び具現する太陽の秘中の秘!!」
乞うご期待!
※今回の予告はそこそこ合っている。
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