お酒とおっぱいだ!
「はいた~い! 花咲たらばだよ~! リスナーのみんなも楽しんでくれてるかな~?」
「尻軽だけどお尻は大きいでおなじみのサソリナだよ~! ここからは芽衣ちゃんたちからバトンタッチして、巨乳甲殻類コンビがお相手しま~す!」
「あはは、いいですね! 巨乳甲殻類コンビ! 正式採用しちゃいましょう!」
「にゃははっ! 即興で考えた割にはいい感じでしょう? さてさて、みんなからのコメントを拾っていきますかね!」
【思ってたより大規模なコラボになってて見てるこっちもわくわくしてる。お肉当ててくれたくるるんに感謝!】
「本当だよね~! 私もお高いお肉なんて初めて食べるから、感謝カンゲキ雨嵐って感じさ~!」
「こう、口の中に入れたら本当に溶けるんだ……! ってなったもん! いやはや、あたしもいい後輩を持ちましたな~!」
【くるるんがみんなにお肉を振る舞われたみんなは、この後くるるんに美味しくいただかれるんですね、わかります】
「って言われてるけど、枢くん的には何かコメントある~?」
「なんでそういう答えにくいコメントを俺に振るんですかね!? もしかしていやがらせですか!?」
「でも、美味しいお肉をタダで食べさせてもらうのも悪いし……仕方がない! お姉さんのおっぱいを揉み放題ってことで、代金を支払うとするさ~!」
「おい、止めろ! 焼く対象が牛肉から俺に変わるでしょうが!!」
「あたしはほら、心に決めた人がいるから、枢くんの気持ちには応えらんないや……ごめんね……!」
「最初から揉むつもりなんかねえわ! っていうか、あなたの場合は俺も後が怖すぎるし罪悪感もヤバいから絶対に手を出しません!」
「こっ、これは、親子が禁断の関係になってしまうフラグなのか!? 坊や、止めて! ママをそんな目で見ないで~っ!」
「柳生さん、そろそろお腹がいっぱいになりましたよね? 外で薫子さんが待ってるんで、出ていっていただいてもよろしいでしょうか?」
「まむまむ、わーのおっぱい揉みますか? もぐもぐ、ごっくん」
「リア様、おかわりいりますか? あなたはそのまま健やかに育ってくれればそれでいいんで、外野は気にしないでください」
「しゃーない、私で良ければ胸の一揉みくらいは――」
「無いものは揉めないだろうが。虚空でも揉めってか?」
「おっしゃ今すぐ表に出ろ! お前の顔面をホットプレートに押し付けてやるわ!!」
【愛鈴草】
【賑やか過ぎるというか、肉焼きながらツッコミで場を捌くくるるんすげーな】
【またしゃぼんが親子関係終了されてる……】
【なんで嫁のおっぱいに触れない?】
【芽衣ちゃんのおっぱいは愛鈴と同じで存在してないから……】
【ラブリーより芽衣ちゃんの方が大きい定期】
【くるるんの育乳によって存在が検知できるようになった定期】
【既に揉むことが決定してるんだからわざわざコメントする必要ないだろ】
「枢く~ん! コメント欄、いい感じにこんがり焼けてきたよ~!」
「よ~し、お前ら全員外に出ろ! 今から【Milky Way】の焼肉パーティーとして仕切り直すぞ!」
「待って! それをやるとボクがくるめいの間に挟まるなって怒られる! いっぱい燃やされて焼き魚になっちゃうから!」
「だ、大丈夫だよ。しずくちゃんのことをそんなふうに言う人なんていないよ……ね?」
【いません(断言)】
【さっき柳生しゃぼんって奴が焼き魚にするって言ってました】
【燃えるのはくるるんだから大丈夫!】
「何も大丈夫じゃねえ! あの二人にコメント返し任せてるとろくなことにならねえから、誰か変わってくれ!」
「え~、でもリア様は食べるので忙しいし、しゃぼんさんはお酒入っちゃってるから余計危険よ? 芽衣ちゃんとしずくちゃんにまたやらせるわけにもいかないでしょ?」
「お前がいるだろうが! なにさらっと自分を除外してるんだ、このタダ飯食らい!!」
「私だってお腹いっぱい高いお肉食べたいのよ! この機会を逃したら次にいつ食べられるかわかんないじゃない!」
「お前、配信者だろうが! 個人の欲望よりも配信の流れを考えろって!」
「考えてるわよ! だからたらばと左右田先輩に任せようってなってるんじゃない!」
【まあ確かにくるるんが燃えることを除けば巨乳甲殻類コンビのMCは面白いwww】
【う~ん、これは愛鈴の勝ち!】
【でもこの場の神はくるるんだからどう足掻いてもラブリーじゃあ勝てねえんだよなぁ……】
「っていうか愛鈴ちゃんに言われて気付いたんすけど、お酒飲んでるのって自分だけなんすか!? えっ、どうしてみんな飲んでないの? 真昼間っから飲むビールは最高っすよ!?」
「……ダメ人間だな、本当に」
「いや、ボクたちはまだ未成年だし、飲むわけにはいかないから……」
「まあ、しずくちゃんや坊やたちはそうとして……あの、愛鈴ちゃん?」
「前に大やらかしをしたんで禁酒中です。マジでホント、飲むわけにはいきません」
「おうふ、地雷踏んだ……! た、たらばちゃん? 一緒に飲んだりしませんかね?」
「お肉とお酒を同時にいくのはカロリーがヤバヤバなんで遠慮するさ~! すいませ~ん!」
「うわぁ、真っ当かつ女性的な意見、自分とは大違いだぁ……! 紗理奈ちゃんはお酒好きだったでしょう!? 飲みましょう! 自分だけをダメ人間にしないで!!」
「ああ、うん。お酒も大好きだし、焼肉とビールの組み合わせはすごい魅力的だけどさ……最近、あんまり飲む気になれないんだよね」
「ど、どうして? 毎回のように酔い潰れていた紗理奈ちゃんが、どうしてそんなことを……!?」
「……だって、酔い潰れた時に送ってくれる人がいないんだもん」
「……え? タクシー呼べばよくないっすか? その程度のことなら、別に何も気にする必要なんて……あ、あれっ? どうして坊やも結構ダメージ受けてるの!? 何!? ちょっと怖いんですけど!?」
「柳生さん、そこまでにしておきましょうか? 次の話題に行きましょうよ……ね?」
「ひえっ……? ど、どうして芽衣ちゃんは黒羊モードに? あれ、自分何かしちゃいました……?」
「たらば! コメント読み代わるわ! 話を変えましょ、話を!!」
「く、空気を読めない人って本当に甚大な被害をもたらすんだね……怖いなあ……」
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