四季 (微笑み)
春
桜舞い散る花びらに
微笑んだ君の
少し桃色の頬に
僕は見惚れてしまったんだ
夏
潮風に白い帽子をおさえながら
眩しそうに波を見つめて微笑む
ノースリーブの君の
柔らかなそうな白い腕に
思わず目を奪われてしまったんだ
秋
黄金色のカーペットのような
ポプラ並木の道で
あなたの芸術の秋に付き合ったんだから
今度はわたしの食欲の秋の番よ
と微笑んだ君
僕もお腹が空いてたところだよ
冬
青いイルミネーションを見上げると
マフラーからほんの少し
君の微笑む口もとが覗いた
僕の腕に抱きついて
君が 寒いね って言うから
ごめん 僕はウソをつきました
ほんとはちっとも寒くなかったんだ
君といるだけで
君がいるだけで
その微笑みが
傍にいるだけで
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