冬の星座

星空を眺めていた


あなたと出逢った


あの日のことを思い出して



いつの間にか


夜空に吸い込まれて


星の河を漂ってた



流れ星がキラリ


もう一度あなたに


逢いたいと願った



あなたと言葉を交わしていた


あの冬の夜


わたしのほうがほんの少し


星空が遠かった



星の降りそそぐ冬の夜空は


二人だけのプラネタリウム


わたしのほうがほんの少し


あなたのことが好きだった



冬の星座の神話


とても悲しい結末だった


ぎこちなくわたしを抱いて


オリオンを見えなくしてくれた



やがて朝陽が昇り


星が一つ一つ消えていっても


あなたへの想いは


いつまでも消えはしない


変わらない気持ちが


いつも輝いている


ここで輝いている



アルテミスの涙を


あなたは今


どこで見ているだろう

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