愛の先にある
恋の先にはふた通りあると思う
ひとつは
消えて無くなるか
もうひとつは
愛へと昇華するか
もしそうなら
愛の先には
その先には
何があるのだろう
死別、離別の悲しみか
嫉妬、怨嗟の苦しみか
いや違う
その先にあるものは
愛の先にあるものは
きっと尊いもので
もっと美しいもので
穏やかで
そして心地良いもので
桜の散ったそのあとの
花火が終わったそのあとの
紅葉が落ちたそのあとの
雪溶け水、流れたその先の
清らかな
透明の
刹那
それがたとえ
自己愛であれ
家族愛であれ
郷土愛であれ
どんな形の愛であろうと
心が重なる
心が繋がる
心がひとつに交わる
あの歓喜の光に包まれた
そのあとに訪れる
安らかな
かえ難き
その幸福であってほしい
優しさに
そっと心が満たされた
あの
幸福であれ
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