クロウアイズ②
「よく学校なんて行くよなぁお前。俺だったらぜってぇ行かねえ。」
『・・・・お前頭悪そうだもんな。』
「あ?なんか言ったか?」
『いいや、別になんも言ってねぇ。』
「いや、言ったな。俺が頭悪そうだって言っただろ!」
『聞こえてんなら聞くなよ。』
ため息をつきながら、やれやれと両腕をあげた。その行動にまたカイトスの怒りをかったため、カイトスが反撃をする。
しばらくの間2人で口喧嘩をしていると、部屋にもう1人人が入ってきた。
「なんだなんだ?また喧嘩か?ほんと、仲良いよな。」
「はあ!?こいつと仲良いなんてやめてください!こんなどこぞの坊ちゃんなんて仲良くしたくもない。」
『それはこっちのセリフだ。こんなバカと仲良いなんて思われたくないんだが。』
「なんだとぉぉお!!」
また再び口喧嘩が始まろうとしたその時、それを止める声が。
「2人ともやめろ。」
さっき部屋に入ってきた男だった。
彼の名前はデネボラ。ここ時計店の店主でもある。アルファルド達と同じように全身を黒で包んでいる。
煙草を吸い、だるそうに部屋の真ん中にあるソファに座ったまま2人を止める。
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