第18話 無いのなら作ってしまえ文房具
「文房具を作りましょう。でもどうやって?」私は言いながら自問自答していた。
「それは精霊界に頼まないとな、ドワーフくらいだろう。」ウィルさんが答えてくれた。
「さすが魔女、よく知ってるな。」
「ふん。ドワーフには知り合いがいるから、頼んでみよう。きゃつ等は酒を持って行けばどうにかなるじゃろ。」
「でいつ行くよ。」カラカラちゃんは出来上っている。
「転送魔法使えば今から行けるぞ。」
「じゃ今からだな。ズーコお前日記持ってるな」えっ?
「持ってますけど。」
「じゃ行くぞ精霊界に、はよたたんか。」うそ、もう行くの?心の準備が
二人にから小突かれながらべドベド亭を後にし、スラムの中央広場にでて来た。
広場中央には血の池の噴水が湧き出し、なにやら奥底から声が聞こえる。
「それではここいらで。」ウィルさんがホグワー☆みたいな杖を取り出し空中と地面に何かを書いている。
「できたぞ入れ。」
「ドワーフてどんなヤツラなんだろな。」
「頑固そうですね。まさかBLなんて読んだら殺されそうです。」
私達は光に包まれながら転送された。
目を開けると森の中だった。なんだろな清々しい、空気が住んでいる。私達の世界とは大違い。
「行くぞ。ついて来い。」いつも以上にウィルさんが頼もしい。
私達は、林を抜け、とある草むらにたどり着いた。
ウィルさんが何かをつぶやいている。
すると、木々たちが動き出し何やら扉がでて来た、入口のようだ。
「いちば〜ん。」とカラカラちゃんが扉を開けようとした。
「イタッ!?」カラカラちゃんはサッと飛び扉から離れた。
「知らないヤツが触るからだ。今の所、僕じゃないと開けられないですよ。」生体認証かよ。
扉が開いた。扉の先は空間が歪んでいそうだ。入るの怖いな〜。
扉を抜けると乾いた風の匂いがした。目を開けると森の中に鉄工所らしき煙突があった。
カンカンカン
良いリズムで金属を鍛えている音がしている。まさしくここはドワーフの世界だった。
うわ〜 ゲームの世界みて〜 テイ☆ズ本とか買ったな〜懐かしい。
「何をニヤニヤしているだよズーコ、気持ち悪いな。」
「乙女には色々あるんですよカラカラちゃん」
「何をぼさっとしてるんですか、族長に会いに行きますよ。」ウィルさんが先に歩いている。私達はドワーフて族長に会いに行くことになった。
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ぶりーき
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