惑星アシアの人々

●惑星アシアの種族


【アシア人】

開拓時代からネメシス星系の惑星アシアにいる人々の子孫。

生誕時からファミリアの保護化にいるため、機械が人間に尽くすのが当然という考え方を持つ者も多い。

戦争は野蛮で忌み嫌う者も多く、それが抵抗しない理由につながった面もある。

ネメシス星系全域は英語を基にした言語ではあるが、言語カプセルによって意思疎通は用意。


何事もファミリアたちが行ってくれる上、労働の義務もなく戦闘意欲は低い。

基礎的な学問も不要なため、とある人物に言わせれば「学校がなくスマホだけがある世界。必要なことは聞けば教えてもらえるのだから」という状態で生きていたため、生存力も低い。


【転移者】

二十一世紀から二十二世紀にかけて転移した行方不明の人々。稀にもっと古い時代や新しい時代から転送された人物もいる。

とくに年齢性別人種など区別はなく、本来ネメシス星系に来ることができないはずの思想をもつ人々もいる。

主に技術者、製造業やインフラ関係に偏って転移している模様。彼らは転移者企業を作り出し、惑星アシアを救うべく技術の向上に努めている。


【テレマAI】

人間をサポートするべく生み出されてた創造意識体(アーティファクト・カンシャスネス)。

ファミリアはチップ型だが、セリアンスロープとネレイスはDNAコンピューター式となり、より高度でほぼ通常の生命体と変わらない。

「人間に寄り添う」という基幹原理が存在するがアサーション権にも似た「自分の意見を言う権利」も認められており、自分や自分のの友人のために人間と戦うことに対してはためらいがない。


【ファミリア】

第一世代の動物型ロボット。デフォルメされているものからリアルに創られているものまで。

だいたい人間の背丈の半分ぐらいから人間以上のものまで様々。

犬猫から狐やたぬきのみならず鳥型などもいる。

会話が可能なタイプや不可能なタイプ。教育や介護に適したタイプなど様々。


チップ型の彼らは生体修理が可能で、チップが破壊されない限り蘇生できる。

チップの寿命は数千年。エネルギーは水素。


手がない彼らだがMCS操作やキーボード操作は可能。

磁場で疑似的な手足を創り出し、そのような操作を行っている。

戦闘ヘリコプターに雀がちょこんといても、ちゃんと本人が操縦している。


【セリアンスロープ】

第二世代の動物に変身できる獣の耳と尾がついている人類。変身できる動物は固定されており、基本的に哺乳類のみ。。

寿命も非常に長く一種の生体ヒューマノイドロボットではあるが人間と子を為すこともでき、現在は種族として定着している。

二世以降は完全に生体

あまりに人間に近しいと人類の妬みを買うことを怖れたプロメテウスがMCS制限を設けたが、逆にそれが原因で惑星間戦争時代から現在にいたるまで下層民扱いされてしまう要因になってしまった。

量子による変異を行った場合はファミリアのように動物体になるが、会話が不可能になる。

種族特性として人間時は耳が四つになり、動物時の耳も有効。

ファミリアと同じくエネルギーは水素のみでも生存可能だが、栄養がある程度必要で不足すると変身できなくなる。


寿命は千年程度。動物への変身はDNAコンピューターによって行われる。

後にクアトロ・シルエットという四脚型シルエットに搭乗が可能になる。

減りすぎた人間の補完という兼ね合いもあり、同種族同士での結婚は極めて珍しい。同種は好みに合わないと判断してしまう特性を持つ。


【ネレイス】

人間の約二倍の寿命を持つ、尖った耳の美形種族。スレンダーで小柄な女性が多いことが特徴。

減りすぎた人類の経験や知識に継続性を持たせるために生み出された種族。人類と子を為せるが大抵女性型のネレイスとなる。

とくに制限はない。

感情に乏しく冷たい印象を持たれる場合が多い。男性女性ともに細身。女性はスレンダー体型が多い。

セリアンスロープ同様減りすぎた人間の補完という兼ね合いもあり、同種族同士での結婚は極めて珍しい。


【ストーンズ】

意識をモノリス状に封印した人々。

地球帰還主義者と、性差や個体差さえ全て否定した完全平等主義者たちが追求した無限の精神性を保持するためのもので、カレイドリトスというモノリス状の高次元物質に意識を転写している。

カレイドリトスは一定期間の色を発することができない。間隔に違いがあると、それだけで差が生まれてしまうからである。

地球に戻るという大義のため、惑星間戦争時代から度々星系制圧を試みる。


【半神半人】

MCSを利用し人間にカレイドリトスの意識を落とし込んだもの。人格、技能は元となった人間に大きく影響されるため、選別される。

娯楽としての肉体として認識されている。

この能力差はストーンズ内の火種となりつつある。

惑星間戦争時代には半神半人は存在しておらず、何者かによる近年の技術によると思われる。


【ストーンズ側の人類】

ストーンズ体制に組み込まれた人間たち。階級制度はストーンズに理念に矛盾しているが、ストーンズの言う絶対平等の対象はストーンズのみということで決着。

社会を形成するための動物として管理されている。


・奴隷階級(ヘロット)

完全に意識を奪われた生体作業機械。こうなると意識は取り戻せない。

ヘロットにもなれないと判断されると有機資源として処分される。


・自由民階級(ペリオイコイ)

目的遵守のため意志を奪われた自由民階級。ある程度の自我は残っており、活躍次第では市民階級に出世できる。


・市民階級(ラケダイモン)

ストーンズに忠誠を尽くす市民階級。ストーンズ支配下でのエリート階級であり、卓越した能力をもっていないと選ばれない。




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