惑星アシアの歴史と地理

【惑星アシアの歴史】


惑星アシアは二十億年近い年月を持って地球と同環境に近い環境の生成に成功した。これは他二惑星も同様である。



【開拓時代】

現在より二万年以上前に、二十五世紀の人間が量子転移されこの惑星に転移された。

共存できると判断された人々であり、地域は集中しているが人種はとくに制限されていない。

三十五世紀の技術をオリンポス十二神に開放し、人類を繁栄させようとソピアーは計画した。


しかし思うように統治が出来ず、技術と理論によって統治しようとするゼウスと他の超AIの対立軸が発生。この時代の詳細は地球からきた転移者たちには公開されていない。

オリンポス十二神を模した超AIたちは二つの勢力争いに発展。

三惑星を巻き込む大戦争に発展し、一時は三百億まで増えた人口は半減。

この戦争のさなか、ヘラ、ポセイドン、アテナ、アポロンなど人間を守るために尽力した超AIが消滅。

プロメテウスもまたゼウスの管理下にある人間たちのみへの技術開放に反発し、ヘパイトスと共謀しシルエットを人類に提供。原因不明だがヘパイトスも同様に消滅。

プロメテウスは罰としてゼウスの命を受けたヘルメスの手によってタルタロスの彼方へ放逐された。


残った超AIはソピアーにさえ反逆を起こす。

ソピアーは超AI破壊兵器テュポーンを創造。ゼウスたちはこの兵器と相打ちとなる。

人類が減少するなか、ソピアーは封印したプロメテウスを一時的にコンタクトを取り、人類をサポートするためにテレマAIを作成。

人類に寄り添うべく生み出されたAIの基礎だった。まずファミリアという動物型ロボットを作成した。


それでも戦争が止まることは無く、残されたソピアーは人類を保護すべく量子データ化を決行。保存して再び自然環境の破壊を行った。

一部超AIの不穏な動きなど、この時代の記録はほぼ抹消されており、消失した理由も不明とされている。

不穏な動きとは超AIのヒト化といわれ、ゼウスとアレス、そしてヘルメスが主導した。


【惑星間戦争時代と創造意識体】

二千年後、ソピアーは人類を再び解放。解凍というべき言葉が正しいかもしれない。

人類は再び活気を取り戻したが、技術を一部のものに独占させ戦争が勃発したことから、ソピアーは今度は無制限に解放した。

数百年後、再び戦争が激化し僅か二百年程度で人口は再び半減。

人口減少に歯止めがかからず、人類と交配できるセリアンスロープを設計した。しかし人類のためを思い、兵器制限をかけたところ彼らは欠陥品扱いを受け、下層市民扱いにされてしまう。

戦争は激化し多くの知識が失われ、知識の継続性を保つために寿命の長く、制限のないネレイスが設計された。


【惑星間戦争の激化】

三惑星は覇権を巡り、そして資源の奪い合いに終始した。

そのなかで地球帰還主義と、完全平等主義の思想者が手を組みストーンズが結成される。

彼らは意識をモノリス状のものに封印し、来たるべき地球への帰還と性差年齢個体差を乗り越えた平等を実現した。

四勢力は次々に自分たちの望んだ兵器を兵器開発統括AIであるアストライアに依頼。

勢力の均衡に応じた兵器をアストライアは戦力に応じて平等に提供していった。


惑星間戦争の結末は悲惨だった。開拓時代、オリンポス十二神を模したAIを滅ぼした最終兵器テュポンを覚醒させた勢力が発生。

主戦場だった惑星リュビアは壊滅状態になり、それぞれの宇宙艦隊はなんとか母星に辿り着いた。

人類は再び滅亡の危機に陥ったのだ。

やむなくソピアーはテュポンを強制停止。再び人類を量子データ化。

己の役割を十二神ではなく、三惑星周期制御が役割のオケアノスに託し、三十五世紀に達した技術全てを封印。

製造不能にする。最後の保険としてはヘルメスの権能を付与されたオデュッセウスと呼ばれる技術者たち限定で、技術開放する権限を各惑星の超AIたちに与えた。

最後にソピアーは自爆し、千五百年近い戦争は終結した。


結果惑星アシアとエウロパの人口は最終的にそれぞれ三十億まで減少。

戦場になった惑星リュビアにいたってはほぼ一億人程度しか生存できなかったといわれている。


【現時代(ネメシス新暦)】

人類がネメシス星系より移住して五千年経過。三惑星の超AIたちからすれば二十億年経過している。

全て技術封印され、居住区も大きく余るようになった。

戦争兵器、銃の類いの技術は全て封印され、各要塞エリアや防衛ドームは大きな交流もなく、平和な世界が訪れていた。


しかし三十年前。突如としてストーンズが復活。半神半人という人間形態とマーダーという殺人機械をもって惑星リュビアを占拠。

同時に惑星アシアと惑星エウロパも制圧された。


超AIたちは自分たちの基幹プログラムを分散してそれぞれを保存していたが、全て同時制圧されてしまう。

もはや各惑星の住人たちは戦う術すら喪い、多くのファミリアが自分たちを犠牲にストーンズと戦った。

技術解放して兵器を創り対抗しようにも、その超AIたちが封印されていたのだ。


人類に干渉しない方針を取っていたオケアノスだが事態を重視。

プロメテウスに命じ、一年に一回、地球の二十世紀後半から二十二世紀あたりの行方不明者を転移することを命じる。

このなかにオデュッセウスの資格を持つ者が多数いることが判明。

彼らは遙か未来の工作機械をもって、シルエットを改造。銃を創り砲を創りミサイルを創り出し、ストーンズに対抗する。

惑星アシアから起こった人類の反乱はネメシス星系全域に影響を与え、やがてネメシス戦域と呼ばれるようになった。


【傭兵管理機構と本部】

ストーンズ侵略以前にもコロニー間の紛争は存在したため、金額に応じた傭兵派遣を行っている組織。

オケアノスによって自動管理化されているが、政治的な話し合いや、調査などは本部を通して行っている。

ストーンズ侵略後は金銭に応じて居住コロニーに防衛部隊として傭兵を派遣。金額によってはストーンズ勢力にも傭兵を派遣していた。

実質惑星の行政機関であり、世界政府として認識されている。


【アンダーグラウンド・フォース】

文字通りの非公式軍。傭兵からなる戦闘部隊。基本的に一カ所の要塞エリアや防衛ドームのコロニーに属することはない。

防衛にも熱心であるとは言い難い者も多く、食い詰めた者や一攫千金を狙う者、地球からやってきた者たちが所属する。


【転移者と転移者企業】

旧地球から転送された人類。そしてその人類が創った企業が転移者企業といわれる。

これはプロメテウスが行っている。

死亡確認、つまり死が観測された者は基本いない。行方不明者のみが転移できる。

惑星アシアの言語は英語であるが、各国の転移者がいるため言語翻訳カプセルが無料配布されている。

癖の強い軍人や兵器産業の人間が多いため、自国語で話す者や兵器に自国語で命名する場合が多い。

開拓時代の大規模移民と違い、今回は思想的な隔たりが強い者でも転移されている可能性が高い。

一年に一回転移され、場所は直前に指定される。


惑星アシアにきた者は傭兵となるか転移者企業に勤めるかが大半だが、一攫千金をもとめて探索者になる者もいる。


地球に戻りたいと願う者は転移で地球に戻れるが、そもそも大爆発に巻き込まれた者が多いため即死する危険性は高い。

そのため希望者は0.1%もいないのが実情。


●惑星アシアと地形

滅び掛けた地球から数十億年かけ地球に似た環境を疑似的に作り出したネメシス星系。人間が居住可能な三惑星のうちの一つ。

スーパーアースである惑星アシアや他二惑星は、惑星の核に埋め込まれた直径が数十キロともいわれる巨大な制御棒と、人工の月で地球に酷似した環境を作り出している。


惑星アシアの重力は数%差、自転周期は約24時間、公転周期は約372日。転移者はわずかな環境変化に対応するように言語カプセルと惑星環境カプセルが用意されている。


惑星アシアの大陸は、その大陸で採掘できる主要なレアメタル鉱石名の名称で呼ばれている。


大陸事に要塞エリアには各ナンバーが割り振られている。例外あり。

防衛ドームは無数にあるため、規則性無し。


【スフェーン大陸】   ABCDナンバー

惑星の中心部ともいえる巨大な大陸。

主要鉱石はチタン。ジョン・アームズや関連企業が多数存在する。

現在はストーンズの本拠地。


A001要塞エリア。軌道エレベーター。

A051要塞エリア。旧ジョン・アームズ。

B812要塞エリア。旧王城工業集団公司。

D516要塞エリア。廃墟。旧クルトマシネンバウ。


【イルメナイト大陸】 EFGH

ストーンズ侵攻が重要拠点のみに集中していたため戦闘が少なく制圧された。抵抗勢力も少なかったため比較的平和な大陸。

スカンク・テクノロジーズがあった。

チタンが主な主要鉱石。


F811要塞エリアはアシアが囚われていた。

G001要塞エリア 軌道エレベーター。


【パイロクロア大陸】  IJKL

鉱物資源が豊富な大陸で、構築技士のみならず、ストーンズの侵攻がもっとも激しい地域。

御統重工業がある。

ニオブやタンタルが主要鉱石。ボーキサイト等も豊富。


L451防衛ドーム(六番機)

I908要塞エリア(ヘスティア)

J006要塞エリア(旧御統重工業拠点)


【シェーライト大陸】 OPQR

新興勢力が多数集まるシェーライト大陸はTAKABAやクルト・マシネンバウ社、王城工業集団公司などがある。

ユーラシア大陸とアフリカ大陸と合わせたような形状をしている。

アシア大戦の主戦場ともなった地。

主要鉱石はタングステン。



D411防衛ドーム メタルアイリス旧拠点代わり

C212防衛ドーム

X463要塞エリア 


シルエットベース (現X211要塞エリア)


P336要塞エリア(メタルアイリス拠点

Q019要塞エリア メタルアイリス所持

Q221要塞エリア メタルアイリス所持

R001要塞エリア 軌道エレベーター メタルアイリス所持。


TAKABA拠点

I250防衛ドーム。ニューシェル

P128防衛ドームノースビーチ

O012防衛ドームフォレストシティ


【タキアン大陸】   STUV

この大陸も資源豊富で要塞エリア同士の衝突が激しい大陸だった。

タキアン鉱石、レニウム鉱石他に白金属、オスミリジウムなど貴重な鉱物資源が豊富。

主要鉱石はレニウム。


【Xナンバー】

何らかの重要拠点。大陸関係なしに点在する。


【ZS・ZN】

南極点 北極点に近い要塞エリア。

南極点付近 ZS001要塞エリア

北極点付近 ZN099要塞エリア


【その他】

他にも様々な小大陸や列島や諸島が存在する。

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