第二十九話「四人の聖女候補者」


 その日、アンドレア様との謁見を終えた俺たちは央神殿内にある宿泊施設に案内してもらった。アンドレア様のところまでは大神官のニコラ様が案内してくれたわけだが、そこで彼とは別れ、その後は神殿の職員の女性がそこまで連れて行ってくれた。

 宿泊施設は男性と女性で別れているため、セーラ、ウルチュ、フルーとはそこで一度別れたのだが、ウルンは当然として、船旅の最中、そして降りてからもずっと男装だったウキーレも当たり前のように男性用の大部屋に案内された。部屋に入るとウキーレは「まだしばらくは男装かな? こんなに長い間どちらかの恰好をしたことはないよ。自分が男かもしれないと思っちゃうよね」と言ったので「え、女なの?」と聞いたら「さあ、どっちだろうね?」と笑っていたので真実は以前として藪の中である。

 部屋でウルンやウキーレと話をしているといつの間にか結構時間が経っていたようで今度は男性の職員さんが夕食の時間ですと食堂に案内してくれた。食堂は男女の区別はないようで、すでにセーラたちが席に着いていた。食事の内容としてはパンや野菜のスープ、肉の入った炒め物といった感じで、この世界では一般的なメニューだった。船でいただいていた豪華料理がちょっと懐かしいと思ってしまったのは内緒だ。

 俺は食事をしながら不自然にならない範囲で食堂に来ている人たちを観察してみた。他の聖女候補者が来ていないかと思ったからだ。しかし居るのは職員らしい人たちばかりで俺たちのように外からやってきたように見える者はいなかった。そんなことをしていると少し遅れてカレンお嬢様一行が食堂に入ってきた。すぐに俺たちに気付いたようでこちらに向かってきた。


「あら、あなたたちも食事かしら。奇遇ですわね」


 いや、だから同じ場所に泊まっているんだから同じ場所で食事するのは当たり前なんだが……。

 でも、ちょうどいい。世界で五本の指に入る商家ショーニー商会の調査能力はこういう時に役立ってくれるはずだ。俺は思っていた疑問を聞いてみた。


「ちょっと聞きたいんですが、他の聖女候補者がどこに居るか知っていますか? 他の部屋に居るような気配もないし、食事にも来ていないようだけど」


 するとそれに答えてくれたのはカレンお嬢様ではなく執事のメレディスだった。


「央神殿には宿舎となる建物が複数あるのです。光の女神の信徒にとって、ここは世界の中心と言える場所ですので巡礼に来られる方も多いですから。他の候補者は他の宿舎に居るのではないかと」


 ああ、なるほど。それもそうか。


「そうなんですね。では他の聖女候補者一行とは明日にならないと会えないわけか」

「そうなりますね。……それと、私はカレン様の執事に過ぎませんので、くだけた口調で話し掛けていただいて大丈夫ですよ、ミケルさん」

「そうか? じゃあ、そうさせてもらうよ。俺に対してもそうしてくれ、メレディス」

「わかった、ミケル。そうするよ」


 俺とメレディスには二人とも聖女候補者の従者第一号であるという共通点がある。同じような苦労も経験しているだろうし、彼とは今後も仲良くできそうだと思った。

 食事が終わると俺たちはまた男性陣と女性陣に分かれ、明日に向けてそれぞれの夜を過ごしたのだった。




 朝食を食べ終えた頃、食堂にやってきた係の男性職員さんがこれから聖女候補者と従者全員の顔合わせを行うので謁見の間にご案内しますと言った。いよいよ他の聖女候補者や従者たちと会えるわけだ。そしてそれはつまり次の聖女になる人間を決める戦いが正式に始まるということを意味している。セーラもそのことを意識したのか少し緊張しているように見えた。カレンお嬢様はいつもと変わらない風を装っていたが、なんとなく表情が硬いように見えたのでそれなりに意識しているのだろう。

 職員に案内された謁見の間は俺たちが最初にニコラ様に案内していただいた場所だった。俺たちが入っていくとすでに中にはたくさんの人たちが居た。

 中央の壇上の椅子に座っているのはもちろんアンドレア様だ。そこから数段低い場所には四人の男性が左右に二人ずつ別れて立っていた。そのうちの一人はニコラ様だ。つまりあの四人こそ央神殿の実権を握っている大神官なのだろう。

 ニコラ様と一緒に聖女様の右側に並んでいる男性はニコラ様と同じくらいの年齢に見えた。第一印象はとにかく「大きい」の一言だ。身長も高いし、横にも大きいし、長い白髪をポニーテールのように結んでいて、前世の言葉で表すなら「力士」っぽかった。

 左側に並んでいる男性二人はニコラ様たちよりも少し若く見えた。いわゆる中年と呼ばれる世代だろう。一人は仮面でも付けているのかと思うほど無表情で、もう一人はずっとニコニコしている感じで対照的な二人だった。

 他にこの部屋に居るのは両端に整列した神殿騎士たち、何人かの職員、そして俺たちよりも早く来ていた様子の二つのグループだった。

 あれが他の聖女候補者一行か。

 俺はじっくり観察したかったが、聖女様の御前だ。職員に誘導された場所まで進むとまっすぐアンドレア様の方を向いた。


「全員揃ったようですね。それでは始めましょうか」


 アンドレア様の優しくて、それでいて凛とした声が広間に響いた。


「今ここに新たな『聖女候補』四人が集まりました。あなた方は文字通り、私の次の聖女になるかもしれない候補者です。皆、知っているとは思いますが、称号とは光の女神サンエトリア様が我ら人間に与えてくれるものです。あなた方が聖女候補となったのは女神様の意思ということ。突然のことで混乱しているとは思いますが、そのことはしっかり胸に刻んでおいてください」


 なるほど、遠回しに「これは女神様が決めたことだから拒否するなよ」と言っているんだろう。小さい頃から聖女に憧れていたセーラやカレンお嬢様はともかく他の聖女候補者がどの程度乗り気なのかわからないんだよな。


「これから聖女候補者には何日かに渡って三つの試練を受けていただきます。その結果で正式な次の聖女候補者を決めることになります」


 お、三つの試練か。これは全力でセーラを応援しないとな。


「そしてその試練は聖女候補者だけでなく、ここに居るそれぞれの従者たちも一緒に受けていただくものとなります」


 ……え? 俺たちも?


「初代聖女カトリサ様は闇の女神や悪魔との戦いの旅の中で、多くの従者、協力者を得ました。良き従者が居る者は良き聖女である、央神殿に伝わっている言葉です。三つの試練はそのことを証明していただくためのものでもあります」


 自分が思っていた以上に聖女にとっての「従者」という存在は神殿で重要視されているようだな。


「試練は明日から順番に行っていきます。今日はまずお互いのことを知るために自己紹介をしていただきましょう。それではデルタさんたちからお願いします」


 アンドレア様がそう言って目線を送ったのでそれを追うと俺は少し驚いた。そこに居たのは聖女というより「女戦士」と言った方が良いような大柄の女性だったからだ。見た感じ、身長は二メートル以上ありそうだし、筋骨隆々でボディビルダーのような身体をしていて、なぜそれがわかるかというと着ている物が肌の露出の多い軽鎧だったからである。


「え、あたしからかい? じゃあ、簡単に自己紹介させてもらうよ。名前はデルタ・キングマン。25歳の人族だよ。スリーミー大陸をあちこち飛び回りながら冒険者をやっている。孤児だったんだけど、そっちにいるファルコとディアーノの夫婦に拾われて育ててもらったんだ。今は隣に居るヘーアとコンビを組んでいる。『力持ち』って称号を持っているんだけど、つい先日突然『聖女候補』なんて称号も貰っちゃってね。滞在中だった街の神殿の偉い人に相談したらあれよあれよとここまで来ることになったってわけさ。よろしくな」


 そう言いながらウインクした彼女に場が少しざわっとした。聖女様の前だというのに格好といい、言動といい、豪快というか、物怖じしないというか、あれが彼女の素なんだろうな。

 それに今の紹介に気になる部分があった。元々「力持ち」の称号を持っていたのに「聖女候補」の称号を手にしたというところだ。俺も噂でしか聞いたことがないが、それは「二重称号」というやつだろう。この世界で成人を迎えた者はそのほとんどが称号を一つだけ得られるわけだが、ごく稀に二つ目の称号を得る者がいるのだ。もちろん称号が二つあるということはそれだけ能力的にも高くなるわけで、二重称号者の多くは何らかの形で歴史に名を残している。言わば伝説的な存在なのだ。

 セーラのライバルはカレンお嬢様になると思っていたけど、思わぬ伏兵が現れたな……。

 ただ、もしもこのデルタさんが聖女になったらかなり聖女のイメージが変わってしまいそうだけど。「礼拝の後に筋トレするのが信徒の義務!」とかなったりして……。

 続いて前に進み出たのは隣のヘーアという獣人族の女性だった。小柄な彼女はコンビを組んでいるというデルタさんと並ぶと身長差がすごかった。そして頭に生えている長い耳が彼女の種族を一目でわかるものとしていた。兎の獣人、十二支の一つ「卯人族」だ。

 卯人族の多くはツーフ大陸にある「ランド」という国に住んでいる。寂しがり屋で献身的な性格の彼らは国全体をリゾート、テーマパーク化していて世界中から多くの観光客を集めているらしい。「楽園の案内人」という別名は彼らにぴったりだと思う。


「ヘーア・ラファティ、二十歳の卯人族の冒険者です。デルタとは五年前からコンビを組んでいます。よろしくお願いします」


 彼女はそれだけ言ってぺこりと頭を下げた。称号について今のところ話す気はないらしい。いや、本来はそれが普通だろう。今、ここに居るのは初対面の者ばかりなのだ。そして次の聖女の座を争うという意味ではライバルになる存在だ。自分の武器となる称号の情報を隠すのは当然だ。そう考えると何も包み隠さず話したデルタさんはやはり豪快というか変わっているなあと思った。

 次に前に出たのは酉人族のおっさんだ。彫の深い顔に髪代わりの頭の羽毛は茶色っぽかった。デルタさんと同じく露出の多い恰好で太い腕や鉤爪の生えた筋肉質の脚はまさに戦士を思わせるものだった。


「ファルコ・フィールドだ。酉人族の中でも鷹人族という種族に属している。縁あってデルタの育ての親になったんだが、まさか、冒険者としてやっと一人前になってきた娘が今度は聖女候補とはなあ。びっくりだぜ。あっはっは」


 ああ、デルタさんは父親似だな、うん……。

 そんなファルコさんをあきれた様子でじろりと見てから前に出たのは立派な角が生えた獣人族の女性だった。


「ディアーノ・フィールドと申します。鹿人族の冒険者です。礼儀知らずの夫と娘に代わりましてお詫び申し上げます」


 自由奔放な旦那と娘に苦労してそうだな、ディアーノさん……。

 なるほど、この四人がデルタさん一行か。


「ありがとう。では次はメアリーさん、お願いしますね」


 アンドレア様がそう促すと俺やセーラと同世代に見える銀髪姫カットの女の子がおどおどした感じで話し出した。


「あ、えっと、東ツーフ王国から来ました、メアリー・メンシア、人族の十五歳です。よろしくお願いします」


 おお、やっぱり同い年だったか。それにしても声が震えているし気が弱そうだけど大丈夫かな?

 そんな彼女の背中を軽く擦りながら話し始めたのは銀髪ポニーテールの女性だった。


「私はこの子の母親でセシャル・メンシアと申します。『侍』という剣士系の称号を持っていて東ツーフ王国の首都トーキッドで冒険者をしているものです。この子の父親はこの子がまだ赤ん坊の時に魔獣に襲われて亡くなってしまいましてね。この子は小さい頃から身体が弱かったので心配で私が甘やかしてしまったから、この子はあまり人と話すのが得意じゃないので、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いいたします」


 おお、侍か。やっぱりこの世界、日本と何か関係があるんだな。和食とかもどこかの国にあったりするんだろうか?

 俺がそんなことを思っていると前に出たのはかなりの強者オーラを出している男だった。青っぽい髪、なかなかのイケメンだ。見た目はほぼ人族だが、顔や身体のところどころに鱗のようなものが見えていて、頭には二本の真っすぐな角があった。

 まさか、こいつは……。


「ドラレック・ドイルだ。辰人族の冒険者で、ファーブ大陸のドルガ出身だが、武者修行のために世界を旅していたところ、メアリーと知り合い、彼女こそ次の聖女にふさわしいと確信したため従者になった。よろしく頼む」


 辰人族、十二支の一つで龍の獣人族だ。温厚で無口な性格の者が多いが、その戦闘力は十二支最強と言われている。彼らが住むファーブ大陸は強くて大きな魔獣が数多く生息しているらしく、彼らの街「ドルガ」以外に人間が住める場所はないらしい。自分たちの強力すぎる力が他の種族の政治などに影響を与えないようにするため彼らは基本的にはファーブ大陸から外に出ることは無いのだが、多くの犠牲者が出そうな戦争などが起きた際は央神殿が協力を求めることがあるらしく、彼らは「静寂の調停者」という異名で呼ばれていた。

 ドラレックさんか。ドルガの外に出て世界を旅して冒険者なんて辰人族の中でも変わり者っぽいな。

 そして次に前に出たのはまたもや獣人族の男だった。わずかに曲線を描いた短い角、浅黒い肌のそいつは鼻息荒く自己紹介を始めた。


「俺はモギュー・バインズだ! 丑人族の冒険者でツーフ大陸ではそこそこ有名だったんだが、ドラの兄貴に決闘を申し込んで見事に負けちまって今は弟分をやらせてもらっている。よろしく!」


 丑人族といえばヨフォー大陸の北東にあるクレティスという国を作ったことで有名だ。その首都クノッソには七不思議のひとつとして有名な「終わりなき地下迷宮」があるのだ。そこには魔獣を作った悪魔が封印されているという伝説があり、実際、倒しても倒しても魔獣が現れるダンジョンになっていて魔獣の素材で一攫千金を目指す冒険者たちで賑わっているという。丑人族は代々そこの管理を任されていて「迷宮の管理者」という別名で呼ばれているらしい。

 メアリー一行はこの四人か。そういえばカレンお嬢様も四人だし、六人いる俺たちって多い方だったんだな。まあ、モルチュは小さいからパッと見だと五人にしか見えないだろうけど。

 続いて自己紹介を行ったのはカレンお嬢様一行だ。カレンお嬢様がショーニー家の者だと知ると他の聖女候補一行から驚きの声が上がり、さらに「闘王」ガオルが名乗るとより一層ざわっとしていた。

 そして最後に俺たちの番がやってきた。セーラ、俺、ウルン、モルチュ、フルーの順に自己紹介をしていったが、先程のざわめきが嘘のようにしーんとしていた。いや、そりゃそうなるわ。どう考えてもカレンお嬢様たちをトリに持ってくるべきだっただろう。央神殿側の演出ミスだと思う。しかし、うちにはとっておきの秘密兵器が居る。最後にウキーレがソンクウ一座だと名乗るとカレンお嬢様やガオルの時と同じくらい驚きの声が上がった。

 はっはっは、どうだ、うちの世界的スター役者は。知名度なら負けてねえぞ?

 ……いや、無名の俺が自慢げでどうするよ?

 ちょっと自己嫌悪になった。

 ちなみに俺は自分の自己紹介の時に「猫」の称号のことや神器・魔法の長靴「マナ」のことはあえて言わなかった。特に神器については公にしていいものなのか判断できなかったからだ。

 すると全員の自己紹介が終わった後でアンドレア様がこんなことを言い出した。


「皆様、自己紹介ありがとう。さて、今回の次期聖女選びについて二つほど言っておかなければならないことがあります。まずひとつは闇の女神の信徒についてです」


 先程の自己紹介の時とは比べ物にならないくらい、場が騒然とした。ずっと整列を崩していなかった神殿騎士たちさえ思わず顔を見合わせているほどだった。


「最近、世界のあちらこちらで闇の女神の信徒が活動を活発化させていると報告が上がっています。過去にも聖女交代の機を狙って闇の女神の信徒が騒ぎを起こしたことがあったようです。そして皆様の中にもすでに闇の女神の信徒に狙われた方が居ると聞いています。ここの警備は万全ですが、相手がどんな力を持っているかわからない以上、皆様くれぐれもご注意くださいね」


 アンドレア様が俺の方にちらっと視線を送ったのはたぶん気のせいじゃないだろう。


「それと、もうひとつは、長年その存在が未確認となっていた神器の一つが見つかった件についてです」


 またもや場が騒然となった。


「神器とは勇者ヒューゴ様が光の女神様から授かったと言われている装備のことです。そのうちの一つである『魔法の長靴』は世界中に散らばった猫人族の血の中に隠されて親から子へと受け継がれている、央神殿にはそういう言い伝えがあったのです」


 みんなの視線が俺に集まったのがわかった。この場に居る猫人族は俺しかいないからだ。


「ミケルさんは魔獣との戦いの中で神器を顕現させたのです。ミケルさん、よろしければ、ここに神器を出すことは出来ますか?」

「はい、やってみます」


 寝てないといいけどなあ、と思いつつ、俺はマナを呼んだ。いつものように俺の履いていた靴と入れ替わり、マナが姿を現した。今日一番の歓声が上がる。職員の中には俺の足元に向かって拝んでいる人間もいた。


「これが神話に登場する魔法の長靴なのですね! ああ、素晴らしいわ」


 さすがの聖女様も感動しているようだった。


「神器は誰にでも使えるものではなく持ち主を選ぶと言われています。現在の持ち主は間違いなくミケルさんです。聖女選びでは従者も参加するわけですが、神器の力も本人の能力のひとつと認めて、その使用を許可します。ただ、ミケルさんが神器を持っているからと言って聖女選びにおいてセーラさんを特別視することはありません。聖女候補全員を公平に扱います。そこはお約束します」


 ああ、そうか、神器を持つ従者の主となれば試練と関係なく次の聖女に選ばれるんじゃないかという疑念を払拭しておく必要があったわけか。


「それでは今日はこれで終わりです。明日から本格的に試練が始まります。皆様、体調をしっかり整えておいてくださいね」


 こうして顔合わせは終わった。

 いや、それにしても濃いメンバーが集まったな。

 明日から何が始まるのか、不安でもあり、ちょっと楽しみだ。




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