第三話「森の主と猫」


 つい先日、一週間ほど前に、俺、猫人族のミケル・ジーベンは大人になった。

 十五歳の誕生日を迎え、この世界の成人になったのだ。

 そのこと自体に特別な感慨はないのだが、問題は、そう、「称号」だ。

 この世界で大人になったものは遅かれ早かれ「称号」が頭に浮かぶ。女神様からの贈り物と言われている。それは簡単に言えば自分がどんな能力を使えるようになるかを表している。十五歳の誕生日がきっかけとなることはわかっているが、そこからどのくらいで称号を得るのかは個人差がある。十五歳の誕生日当日という人もいれば数年後という場合もあるようだ。

 成人を迎えてすぐに俺はギルドに行って冒険者登録はしておいたが、称号に目覚めていない者は半人前として扱うという冒険者たちの暗黙の了解がある。だから少しでも早く称号を得たい、最近は毎日そう思っていた。




「おう、ミケル、今日もセーラちゃんのところか?」

「今日はギルドだよ。なんか依頼が無いかなと思って」


 門番はルロだった。今日も俺とセーラのことをからかうという門番の習性に忠実なようだ。


「そうだ、レオ兄様、どこ行ったか知らない? 俺が起きたらもう居なかったんだけど」


 レオ兄様は村のどこにも姿が見えなかった。聞きたいことがあったのでギルドで会えたらいいなと思ったのだ。


「またレオの奴を質問攻めにするつもりか? あいつ、うんざりしていたぞ?」

「俺は冒険者になったばかりの半人前だからさ。聞きたいことだらけなんだよ」

「レオは『三級』冒険者様だからな。冒険者って良くて五級くらいで引退する奴がほとんどなんだろ? 二十五の若さで三級までいったのはすげえよな」


 この世界で冒険者になれるのは満十五歳からだ。最初に冒険者登録すると十級になる。つまりレオ兄様はそこからたった十年で三級まで上り詰めたわけだ。

 どうすれば昇級できるかというと、基本的には依頼を淡々とこなしていくしかない。依頼にはギルドが決める難易度ごとに等級があり、基本的には自分の等級と同じ等級の依頼しか受けられない。兄様が三級になるまでには相当の数の依頼を成功させてきたってことになる。


「俺だって良い称号がもらえたらすぐに追いついてやるさ」

「はっはっは、そりゃ頼もしいな。ああ、そうだ、レオなら朝から何人かで森に狩りに行ったぜ。今日はちょっと奥まで行くとか言ってたっけな」

「へえ、そっか。今から追い掛けても無理そうだし、俺は予定通りケットスのギルドに……」


 俺とルロがそんな会話をしていると何か遠くの方から叫び声のようなものが聞こえてきた。俺とルロはほぼ同時にそれに気付き顔を見合わせた。しゃべるのをやめて耳を澄ませると最初は何を言っているかわからなかった声がだんだんこちらに近づいてきていて、やがてはっきりと聞こえてきた。


「おーい、大変だああああああ! 主が! 森の主が出たぞおおおおお!」


 森の主! まさか、それって……。


 森から転がるように飛び出してきたのはジェイクだった。白くて小さめの猫耳と尻尾、確かレオ兄様の二つ年下でよく一緒に狩りに行っているメンバーの一人だ。そんな彼は恐怖で顔が引きつっていて大量の汗にぜいぜいと息が上がっていた。今にも倒れそうな様子を見て俺とルロは慌てて駆け寄った。


「おい、しっかりしろ! 森の主だって? おまえら、そんな奥まで行ったのか!」


 森の主と言えばこの広い森の奥地に縄張りを持っていてめったなことではそこから動かないと聞いている。ただ、一度だけ例外があった。そう、俺の両親が殺された時だ。十五年前、俺が生まれたばかりの時に村の近くに現れたそいつは大暴れし、冒険者だった父と母が命と引き換えに森の奥に追い返したのだ。レオ兄様はその事件がきっかけで冒険者を目指し、これは自分の想像で直接聞いたわけではないが、内心いつか敵討ちをしようと思っていたはずだ。


 まずい!


「ジェイクさん! まさか、レオ兄様、森の主と戦っているんですか?」


 両親の死をきっかけに冒険者になったレオ兄様がそのかたきである森の主と出会ったら……。自分の命が危なくなっても逃げることはないだろう。きっと頭に血が上って冷静な判断ができなくなるはずだ。


「はあはあ……、ああ、突然現れた森の主とばったり会っちまって。そ、そんなに奥まで入ってねえのに。はあ……、俺は急いでこのことを村に伝えてくれってレオが……」


 ジェイクは狩りのメンバーの中で一番足が速かったと記憶している。その彼に村への伝言を指示したってことはまだレオ兄様は冷静さを失っていないようだ。


 まだ間に合うかもしれない。


「ルロさん! 御爺様にこのことを伝えてきて!」

「え、おまえ、まさか……。待て!」


 俺は迷うことなく森へと向かって飛び出した。ルロの俺を呼び止める声が聞こえていたが、一切振り返らなかった。詳しい場所は聞かなかったが、森の主との戦闘だ、恐らくすぐにわかるはず。

 俺は森に入ると高い樹を駆け上り、てっぺんから辺りを見渡した。

 見つけた。遠くに樹から飛び出て見える黒い物体を。


 おいおい、嘘だろ? あれが森の主? 魔獣なんて可愛らしいもんじゃねえぞ? でかすぎる。あれはもう怪獣じゃねえか!


 一瞬、怖気おじけづいたが、俺は勇気を振り絞ってそいつの方に向かって樹上の移動を始めた。やがて必死の形相をした村の仲間たちがこちらに向かって逃げてくるのが見えた。レオ兄様が逃げるように指示をしたのだろう。中には大きな怪我をしている者も居るようだ。手当をしてやりたいが、そんな余裕はない。一刻も早くあそこに行かないと。だんだん音が大きくなってくる。戦っている音だ。

 見えた!

 俺は地面に降りて、そこに駆け寄った。


「レオ兄様!」


 何本もの倒れた大きな樹。肩で息をしながら剣を構えるレオ兄様。そして限界まで見上げないと全身が見えないほど巨大な黒い物体。

 身体は熊に似ていた。もちろんその大きさはその辺の普通の熊とは比べ物にならない。頭部は熊とまるで違っていて例えるならそれは狼だ。大型の獣すら噛み砕くと言われている大きな口。目は金色にギラギラと光っていた。全身から立ち上る黒い瘴気がその力の大きさを表していた。


 通称「森の主」、魔獣ジャイアントベアウルフ、それがそいつの名だった。


「何をしに来た、ミケル?」


 森の主から目を離さず、こちらを振り返ることもなくレオ兄様はそう言った。声に怒りがにじんでいるのがわかった。


「援護に来ました! 御爺様にはルロさんが……」

「おまえが来て何が出来る? 村に戻って他の奴らと一緒に逃げろ」

「あいつの気を逸らすおとりになるくらいなら俺だって……」


 その時、森の主が大きく左腕を振り下ろした。でかい図体の割に意外と動きは速い。それを躱しながらレオ兄様が叫んだ。


「わからないのか! 冒険者になり立て、『称号』も無いおまえでは足手まといだと言っているんだ!」


 図星を突かれて俺は一瞬何も言い返せなかった。


「こいつは俺たちの父さん母さんを殺した奴だ。二人は共に三級冒険者だった。その二人が命を懸けたのに追い返すことで精一杯だったんだ。三級と見習いの冒険者二人でどうにかできる相手じゃない。おまえの役割は俺が時間を稼いでいる間に村の奴らを避難させて、ケットスの町の兵士やギルドにこいつのことを伝えることだ!」


 レオ兄様は俺が心配していたようなことはなく冷静だった。なるほど、これが三級冒険者か。こんな緊急事態だというのにのんきに納得してしまった。

 森の主が大きく右足を上げる。目の前の敵を踏み潰そうという魂胆らしい。ずしんという大きな音と地震のような振動。しかし兄様は軽やかなバックステップで難なくそれをかわし、動きの止まった相手の隙を見逃さなかった。


飛閃ひせん!」


 レオ兄様の振り抜いた剣から魔力の衝撃波が飛んだ。称号「剣士」が使うことのできる「飛閃ひせん」というスキルだ。右腕にそれを受けた森の主が怒りの咆哮を上げる。そして怒りに任せたように両手を滅茶苦茶に振り回し始めた。レオ兄様は一度距離を取ってから忌々しそうに呟いた。


「くっ、浅いか」


 飛閃ひせんを受けた森の主の右腕からは血がしたたっていた。しかしその動きに怪我の影響は感じられなかった。レオ兄様の飛閃ひせんは小型の魔獣なら一撃で首を切り落とすくらいの威力がある。それなのに森の主にとってそれはちょっとした切り傷程度ということだ。

 称号を持つ兄様の技でもあれが精一杯。悔しいが今の俺ではあいつに傷一つ付けられないってことになる。


「わかっただろ! さあ、行け!」

「兄様も一緒に逃げましょう!」

「馬鹿野郎! おまえだけでも逃げろと何度言えば……」


 兄様は一瞬、俺の方を向いた。その一瞬だった。巨体に似合わない速度で振り下ろされた左腕。びゅっという風切り音がしたと思った次の瞬間、ガシャーンという大きな金属音がした。

 吹っ飛ばされたレオ兄様の身体が大きな樹に叩きつけられたのだ。

 森の主はレオ兄様の一瞬の隙を見逃してはくれなかった。

 反射的に森の主の攻撃を剣で受け止めたのだろう。幸いにも大きな裂傷は無いようだったが、兄様は口から血を流し、意識を失っていた。

 次の獲物と定めたのか、森の主と目が合った。足がすくむ。身体が震えた。恐怖。でもそれを上回る感情が俺の中にあった。

 よくもレオ兄様を!

 前世の日本人の俺は一人っ子だった。兄弟というものに密かな憧れがあった。だから五歳の時に前世のことを思い出した後も二人の兄が居ることが嬉しかった。前世の分も併せれば兄たちより自分の方が精神年齢は上だろう。でも俺は兄たちを心から尊敬していた。

 だから許せない!

 理屈じゃない。自然と身体が動いた。もちろん今のままじゃ俺の攻撃なんてこいつには全く通じないだろう。ならば可能性はただ一つだ。


 女神様! 見てんだろ? だったら今すぐ俺に称号をよこせ!


 心の中でそう叫びながら俺は森の主に向かっていった。その瞬間だった。


 ミケル・ジーベンは称号「猫」を与えられました。


 ……は?


 頭の中に浮かんだ言葉。これが称号? いや、待て、今、なんて言った?

 自分の勘違いだよな? 猫、そう言われた気がするが。

 確かに俺は猫人族だ。猫耳と尻尾が生えている。でも他の部分は人族と変わらない。

 称号が「猫」? それって人族が「人間」という称号を貰うのと同じじゃないか?

 剣士なら剣術を使えるようになる。炎術師なら火の魔術を使えるようになる。

 猫って何? 猫術とかあるの? 猫の術って何?

 次から次に疑問が湧いてきたが、今の俺は森の主と戦わなければならない。悠長に考えている余裕はなかった。


 よくわからないけど、称号だって言うなら力を貸せ!


 俺が強くそう念じると頭の中にある言葉が浮かんだ。

 これが「猫」の称号のスキル? これを使えってことか?

 森の主がえながら両手を上げた。俺みたいな小物は一気に叩き潰すつもりか。俺は腰に差してある短剣を抜いた。そうすると自分が次にどうすべきか、動きが自然と頭の中に浮かんできた。逆手に持った短剣に魔力を込める。驚いた。称号が無かった今までの俺とは比べ物にならないくらいの魔力が身体から溢れ出してきた。


 これならいける!


「猫爪斬にゃー!」


 短剣を振り抜くと同時に五つの斬撃が放たれた。それは全て森の主の胸部に当たり、肉を切り裂く音と共に血と毛が辺りに飛び散り、巨大な猫が引っ掻いたような傷痕が付いていた。森の主はレオ兄様の飛閃を受けた時とは明らかに違う苦痛を含んだ声でえた。

 効いている! よっしゃあ! あの森の主にダメージを与えてやった!

 そう喜んですぐに俺は何か違和感に気付いた。

 ん、あれ、俺、今、「にゃー」とか言わなかった?

 おかしい。確かに俺は猫人族だ。でも自分も含めて猫人族に語尾に「にゃ」を付ける奴なんていない。そんなのは前世の世界の漫画とかアニメとか小説にありがちな設定であり必要性もないのに猫アピールするとか現実世界ではありえない。


「にゃはは、語尾が『にゃ』になるとかあるわけないにゃ……、って、にゃー!」


 う、嘘だろ? まさか、一生このままってことはないよな? そうなったら、俺、引きこもるぞ?

 動揺のあまり戦闘中だというのに変なことを考えてしまった。いかんいかん、話はこいつを片づけてからだ。

 猫の称号を得たせいか、俺は森の主から発せられる気を敏感に感じ取れるようになっていた。そこから感じるのは戸惑いの感情だ。森の主は目の前の小さい生き物から受けたダメージに驚いているようだ。恐らくこれだけの傷を付けられたのも久し振りのことで、森の主と呼ばれるようになってからは初めてのことなのではないだろうか?

 しかし段々とその戸惑いが強い怒りに変わっていくのがわかった。それなりのダメージは与えられた。でもあれでは致命傷を与えられたとは言えない。もう一度さっきの猫爪斬ってやつを放ったとしてもあいつを倒せるとは思えない。


 なんかもっとあいつを一撃で倒せそうな技はないのか? 猫の称号!


 俺がそう念じると先程とは違う言葉が頭に浮かんだ。

 えっ? いや、でも、これって……。

 思いがけない言葉を提示されて俺は困惑した。でも、これが称号の提示してきた正解だと言うならやるしかない。


「おい、森の主! こんな腹の足しにもならない小物にやられて怒ってんのか? 悔しかったら付いてこい!」


 そう叫びながら俺はレオ兄様が倒れている場所と反対の方向に向かって走り出した。森の地形は頭に入っている。確か、こっちの方に求めるものがあったはずだ。俺の言葉を理解したのかはわからないが森の主は唸り声を上げながらこちらに向かってきた。上手くいった。でも先程まで二本足で立っていたくせに四足歩行だと? しかも速くね? これは気合を入れて逃げないと追い付かれるな。

 森の中を必死こいて逃げていると目的の場所が見えてきた。後ろからは森の主が樹をバリバリ押し倒しながら迫ってくる音が聞こえてきていた。普通なら逃げ続けなければならないだろう。しかし俺は自分の足に急ブレーキを掛けた。理由は単純だ。もう先の地面が無い。

 そこは森の中に急に現れる崖だった。そこから先は突然の窪地になっていて数十メートル降りなければならないのだ。俺はくるっと崖を背にして森の主に相対した。

 別に森の主を崖から落として倒そうという作戦ではない。この程度の高さなら俺は無理でも森の主なら余裕で無傷で着地するだろう。

 俺がここに来た理由。それは技を発動するための条件を満たすためだ。

 先程、称号「猫」が提示してきた新たなスキル。それはいつでも出せるものではないらしく発動条件があった。その条件を満たすためにはこの崖が必要だったのだ。

 俺を視界に捉えた森の主がさらに目をギラギラさせて唸り声をあげた。加速。猫人族など一口で丸呑み出来そうなほど大きく開かれた口。俺は完全に追い込まれた。

 そう、これでいい。命の危機を感じなければこの技は出せないのだから。

 ドン! 実際に音がしたわけではない。でも音で表すとしたらこんな音かもしれない。自分の身の危険をはっきりと意識した瞬間、身体から膨大な魔力が溢れ出したのを感じた。俺はそれを持っている右手の短剣に集めた。目の前にはすでに巨大な森の主の顔が迫っていた。


「窮鼠猫を嚙むにゃあああああ!」


 そう叫びながら短剣を振り下ろす。そこから放たれたのは自分の身長の何倍もある巨大な斬撃だった。直前に俺の異常な魔力に気付いたのか、森の主はとっさに首をひねってかわそうとした。頭を狙ったが右肩に当たった斬撃。それは森の主の巨体をなんなく切り裂いて通り抜け、後ろの樹さえ切り倒した。

 自分の「はあはあ」という荒い息遣いだけが聞こえる。目の前には縦に真っ二つになった森の主の巨体があった。

 俺が、俺がこれをやったのか?

 冒険者だった両親のかたき。三級冒険者のレオ兄様でも傷をつけるのがやっとだった相手。

 そんな怪物を俺が倒した? 「猫」なんてふざけた称号なのに?

 ふざけたといえば、そもそも「窮鼠猫を嚙む」という技もおかしいだろ? このことわざは追い込まれると弱い立場のネズミでも強い立場の猫に噛みつくという意味のはずだ。ネズミの獣人族である子人族が使う技だというならわかるが猫の自分が使うのはなんかお門違いじゃないか? 「猫」って付いていれば何でもありなの? あと、ついでだから前から思っていたことを言わせてもらうけど、俺の「ミケル」って名前もおかしいからね? だって三毛猫って遺伝子の特徴上、ほとんどメスなんだよ? 御爺様に聞いたらミケルって名前は猫人族の伝説の英雄らしいんだけど、たぶんその人は女性だったのに、言い伝えの途中で性別がわからなくなっちゃったんじゃないかな? こっちの世界の言葉はもちろん日本語ではないので「ミケ」の意味を知っているのってこの世界で俺だけかもしれないけど。

 ……おっと、自分の身に起きた怒涛の展開に驚きすぎて思わず心の中でツッコミを入れてしまった。どっと疲れたが、とりあえずレオ兄様のところに戻らないと。

 俺がそう思い、振り返った瞬間だった。


「へえ、ジャイアントベアウルフを倒すなんてやるじゃん。猫人族ってそんなに強かったっけ?」


 目の前に居たのは赤いフードを被った女だった。フードと同じ色の真っ赤なワンピースを着ていて、前世の世界なら「赤ずきんちゃん」といえば通じるだろう。年齢は俺より年上、レオ兄様と同じくらいか。美人だが、俺を見ながらニヤニヤ笑う顔がどこか不気味だった。

 いや、待て、こいつ、どこから現れた?

 近づいてくる音も気配も全く感じなかった。魔獣が住むこの森でこの女は一人で何をしている? 俺の本能が警報を鳴らし始めた。


「ケットスの街は無理でも猫人族の村くらいなら壊滅させられると思ったんだけどなあ。十年前は夫婦っぽい冒険者二人にしてやられたし、今回はまさか倒されちゃうとはねえ」


 ……は? こいつ、今、なんて言った?


「あ、一応、自己紹介しとくわね。どうせ君はここで死んじゃうんだから意味ないかもだけどー。あたし、リレドラっていうの。もう気付いているかもしれないけど、君たちが森の主って呼んでいるこいつを操っていたのはあたしよ」



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