第11話
の無好き狼は1人じゃない
有莉朱さんが違うなら、楓さんだと思ったが
楓さんと、もう1人
晴は、メリバに聞いていたから違う、なら、律人さんが狼なのか、、?
「あっはは!ざんねーん、ゲームオーバーだよ!」
楓さんは、急に大声で笑いながら言った、
これまでの、優しそうな雰囲気と違い、狂気をはらんでいる
言い終わった後も、ずっと、ニタニタしている
正直言って楓さんが狼だなんて信じたくなかったが、
これを見てしまうと、信じるしかないのかもしれない
「お前らは、まだこのゲームの真相に気付かないのか
俺らとお前ら、そして、死んだアイツらも、全員関係している」
そして、もう1人の狼の律人さんは、
あまり変わらないような気がする
「そう言われたって、私達は初対面です、
関係しているっていわれても、分かりません」
楓さんや律人さんはもちろん、
有莉朱さんも、仁さんも、誰1人として会ったことはないはずだ
それに、このゲームの真相だって、分かるはずもない
1つ気になるのは、『事件記録』という
殺人事件のスクラップブックが気になるが
「気になるのは、『事件記録』、でしょうか」
あのノートの話題を出した時、晴の顔が引きつった気がした
「ボクは、分かってるよ
思い出したくもないあの事件が関係してることぐらい」
思い出したくもない、、?
あのスクラップノートの事件に、晴は関係しているのだろうか
確かに、少し引っかかっている部分もある
あの事件の犠牲者の息子さんは、今なら高校2年生
私や晴と同い年だ
そして、ノートを見た時、様子がおかしかった晴
同い年の少年に同情していたのか、もし、そうでなければ
晴は、、、
「あの事件の犠牲者は
ボクの母さんだから」
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