第8話
「ここに、皆様の名前が書かれた、5枚のカードがあります
このカードは5組あって、それぞれ自分の持つカードから、
狼だと思う人物の名前のカードを、この箱に入れてください」
そういうと、メリバは1人ずつに5枚のカードを配り始めた
カードには、さっき説明された通り
〈一条 楓〉
〈風早 晴〉
〈朝地 律人〉
〈国立 有莉朱〉
〈一ノ瀬 涼香〉
この5つの名前が書かれている
投票は中心の箱に狼だと思う人物のカードを入れる
「投票しなかったら、どうする、、、?」
出来れば、投票が原因で人を殺すなんてしたくない、
私は、今残っている全員で生き残る方法を探したい
「10分経っても全員が投票が行わなければ、
この部屋に毒ガスを充満させ、皆殺しです」
皆殺し、だれか1人でも投票しなければ、全員死ぬ
1人死ぬか、全員死ぬか、というところか
「皆殺しは嫌だよ」
楓さんは青ざめていた
怯えているのかもしれない、
アリバイが無いから、投票される可能性がある人物だ
死にたくないのだろう、
私もだ
私にはアリバイがある、が、私だって、震えが止まらない
何かの間違いで、私に投票されてしまうのではないか、そう思ってしまう
一方で、アリバイのない有莉朱さんは
余裕そうだが、頬を見てみると冷や汗が伝っている
晴や律人さんも顔はこわばっていて、緊張してるように見える
「もうすぐ5分が経ちます、そろそろ決断してください」
「俺は決めたぞ」
律人さんが一番初めにカードを入れた
「わたしも、もう覚悟決めたよ」
次に楓さんがカードを入れた
「ワタシも決めたわ」
有莉朱さんもカードを入れた
「ボクもぉ」
晴がカードを入れた
「私も、覚悟を決めなきゃな」
私は、_____のカードを手に取り、
箱に入れた
これで、全員がカードを入れた
私が入れたのを確認し、メリバは言った
「結果を、発表いたします」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます