第3話

「取りあえずだけど、ここに固まってても何も分からないし、

 、しようか」


「探索って、確かに大事だけど、危なくねーか?

 さっきの話聞いた限りだと、狼って奴が紛れ込んでるらしいしな」


「ならぁ、1人にならないようにすればいいんじゃないかなぁ」


「それもそうか」


「じゃあ、ペア作るか3人ずつで分けるか、ですかね?」


「わたしは3人の方がいいな、人数多い方が安心するし


 わたしとアリスさんとジンさんのグループと

 スズカちゃんとハルくんとリツトくんのグループでいいんじゃないかな」


確かに、人数が多い方が安心するかもしれない

まだ完全に信じたわけじゃないが、ペアの片方が狼の場合は、簡単に殺されてしまう

三人なら、誰か一人が見てるから簡単に手を出す事は出来ないはずだ


だけど、勝手にグループを決めてしまった、やっぱり、強引な所があるな

同い年の晴と一緒のなのは安心するけど


「勝手にしたらいいんじゃない?ワタシは信じないの、どうでもいい」


「いいんじゃね?人数が多い方が安心するのは何となくわかるしな」


「俺もどうでもいいが、カエデ、勝手に決めるな」


何となくだが、全員が楓さんの言ったグループに分かれた

私と晴は律人さんの方に寄って

仁さんと楓さんは有莉朱さんの方に寄った


「何かあったらここに集合、多分大声出せば聞こえると思うし」


という、楓さんの一言で取りあえず解散になった











色々な部屋があった


「ここって、、、キッチンか」


「そのようだ、調理道具が危ないな」


「わぁ、食材まであるぅ」


「勝手に冷蔵庫開けるのはどうかと思うぞ」


キッチンや


「仕切りの中は、あ、シャワーか」


「まるで生活しろとでも言っているようだな」


「うーん、ちょっと浴びたいなぁ」


「今は諦めろ、晴」


シャワールームなどの普通に生活できるような部屋、


「ここは、水槽だらけだ」


「完全な娯楽施設か」


「あ!ピラニア、可愛いなぁ」


「流石に神経を疑うんだがそれは」


水槽だけが置いてある、娯楽用の部屋もあったし


「ここには、中央に何か箱があるだけか」


「なにもないんだな」


「だだっ広いだけだねぇ」


中央になにか箱がある、広いだけの部屋もあった


そして、今居るのは、


「ここは本ばかりだな」


「図書室か」


「わぁ、この本面白そうだなぁ」


「今は読むな」


図書室だ、

なんとなく、何かある気がして、1つ1つ本棚を見た


占い、推理小説、ファンタジー小説、その他もろもろ、様々なジャンルの本があった

特に変わった所は無いように見えたが


「あれ?ここだけなにか、、、」

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