　最近Amazon MusicをBGMにしていることが多いです。シャッフルになったときは不満がありましたが、「何が聴こえてくるかわからない」ラジオ的な感覚は意外と自分に合ってました。たまに「何でそれ？」という曲もかかりますが、だんだん好きなものがよく流れるようになるんですよね。特に９０年代、00年代に好きだったものは懐かしさを感じるので作業の手も止まったり。

　そんな中で発見は、「今になっても特に聴きたいアーティスト」が浮かび上がってくることです。昔は歌詞偏重だったせいか、良さが充分にわかっていなかったのかもしれません。その中でも一番感動しているのはMy Little Loverです。

　マイラバが最初に気になったのは、２曲目の「白いカイト」でした。デビュー曲も知ってはいたんですが、よくあるガールズポップかと思っていたんですよね。でも「白いカイト」はリズムが淡々としながらも心地よくて、ボーカルも身近な感じが良かったんです。で、３曲目「Hello, Again 〜昔からある場所〜」が大ヒットするわけですが、私はファンになる、というほどではありませんでした。アルバムは聴いてなかったんです。

　で、大人になってから聴くと全部いい。小林さんの作る曲、Akkoさんにピッタリなんですよね。色々な背景を知った今となっては、その事実には奥深さがありますね。基本そんなに難解なことはしていないと思うんですが、ちょっと驚くような展開があったり。「shooting star」なんかは、今の方が受けるんじゃないかという、サビのメロディの抜群さなんですよね。なんというか、「人間以外が感情表現できそうな」感じなんです。

　で、ボカロカバーがないか探してみました。ありました。想像通りいいですわ。「うちのKAITO兄さんに『Shooting Star』を歌って貰う試み」https://www.nicovideo.jp/watch/sm3112496　調整もkaito声自体いいのですが、そもそもメロディに感情がある、という感じなのかもしれません。

　正直「最近の曲はわからん」というフェーズに入っているのですが、昔の曲を再発見できるのはいいですね。

　ちなみに「白いカイト」はMEIKOのがよかったです。https://www.nicovideo.jp/watch/sm6877188