KACの思い出2024
KAC、全お題参加は三年目です。一年目はとりあえずのつもりだったのが「Ⅲ型ちゃんの眼球になりたい」が多くの人に読まれて、面白さを感じました。二年目は★100を複数作が越えてうれしかったとともに、「これでもランカーには全然近づかないんだ」とも思いました。
で、3年目の今回はむっちゃやる気ではありました。というわけで振り返ってみます。
KAC2024コレクションhttps://kakuyomu.jp/users/shimizurakuha/collections/16818093073036053998
1. 天使を作る三分 お題「書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』」
昨年は1題目からいい感じだったので、ここはスタートダッシュを決めたいところでしたが……なんだこのお題。ネタかぶりは嫌なので、「三分」で連想しそうなものはできるだけ避けたかったです。そこで思いついたのが、「1曲より少し短い」多くのJポップはフルだと3分を越えるから、1曲で人々を惹き付けるには工夫が必要だ……という内容が伝わる作品にはなりませんでした。タイトルもまずかったですね。ちょっと気取りすぎました(笑)
2. 内見に行ったらベヒーモスがいた お題「住宅の内見」
また狭いところを突いてきましたね。これ、シチュエーションや登場人物が限られてくるので、「どんな住宅か」の勝負になると思いました。そんな中ネタがかぶらないと思ったのが、「妖艶な怪物」なんでいるのかは知りません……。あと、800字にも挑戦しました。結果はこれまでで最多の★となりました。うれしいですね。あと、800字は難しすぎます。
しかしその作品でランカーになれなかった時点で、今回も無理だったということでもありました。今回はPVで決まるわけですが、なんか桁が違う人がいますね……
3. 家を失った吸血鬼と腕のいい箱職人 お題「箱」
お題が初めてのシンプルな単語なわけですが、これは大変ですよ。箱の中には何があっても結構納得します。「パンドラの函」というものもあり、入っているのが物体とも限りません。つまり、「大喜利的な答え」はほぼないわけです。ですので、まずは箱の方をアレンジしようと思いました。この作品もそこそこの手ごたえでしたが……今回、ファンタジーに頼ってないか私?
4. 廬舎那仏の右手が逆剥けたときから お題「ささくれ」
お題、もうちょっとなんとかならないか? と思いましたよ。で、たぶんパンダの話が多いところまでは想像しました。で、ここでディストピア欲が出てきます(笑) 最初に思い付いたのは「千手観音ささくれだらけ」だったのですが、ネタかぶりが怖かった(杞憂でした)のと、物語が思いつきませんでした。で、「大仏様ならどうか」と思ったんですよね。手の形的に、右手はささくれていても見にくい。そこからアイデアを膨らませました。自分では気にいっている作品です。
5. うちには雪男の女の子がいる お題「はなさないで」
これもひらがななのが曲者ですね。「話さないで」「離さないで」「鼻差、ないで」「花さ、な、井出」などなど……。私は、「話さないで」と「離さないで」の両方を使うことにしました。どうも今回はファンタジー脳なようで、「話せそうで話せない」「離れたいのか離れたくないのか」ということで雪男を思いつきました(なぜ?)。そろそろ書きやすいお題来てほしいなあと思いつつ、もう後半戦ですね。
6. 大きなモーターの木の横で お題「トリあえず」
実はこのあたりで昨年より苦戦を感じていまして。で、「ファンタジーから一回離れよう」と思いました。ふざけたタイトルなのに奥深い、を目指したのですが……。なんというか、お題から全員の苦戦が予想されたんですが、「運営の意図に乗る」開き直りが多かったように感じますね。
7. 100色のバラを君にあげたい お題「色」
小説のお題っぽいお題がようやく来ましたね。色と言えば花。花と言えば愛(?)というわけで、素直に書きました。これ、本当なら最初だけはランキングももう少し上の方になっていたと思うんですよ。ですが、過去作にタグ付けする人が複数出てきたので、いきなり埋もれていましたね……。この同時に複数の人が変なことをした現象、気になります。20PVは損したはずだと私は主張します(笑)
8.メガネ税60パーセント お題「メガネ」
まあね、もうここでランクインはあきらめてます(笑)いい具合なお題ですし、自由に書こうと思いました。メガネ歴が長いからか、なんかすらすら書けました。私らしいナンセンスな短編が書けたと思います。コメントを多く貰えるのはうれしいですね。
全体を通してですが、「絶望を知った」という感じでしょうか。お題発表から10分ぐらいで書けた作品もあるんですが、すでに★30とかのがあるんですよ。もう、勝負にならん、と。内容的には満足なものもたくさん書けましたし、来年以降はもっと気楽に挑戦しようかと思います。
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