2の第5話

駅に向かった私は後ろを振り返ることもなく、ちょっと小走りでホームの階段を下りていく。


甘いの苦手じゃなっかったかなとか、塾長につかまってないかなとかマイナス方向にしか考えが進まなくてここで「まあ、いっか。そんな気にすることでもないし」と思うようになりたいと常々思う。



久しぶりにいつもと違う人と話したからか胸がどくどくしている。階段を小走りで降りたからだと思いつつも、あの子のせいなんじゃないかと思ったり思わなかったりして、君以外にこんなに心を動かされたのは初めてだなと内心わくわくしている。


今日の日記に書くことはこれかな。と思いこれ以上数学で疲弊した頭を使わないようにイヤホンをつけ片耳から音楽を流す。


そろそろまじで買え時だなとおもいつつもお金ないし何がいいかなんてわからないし調べるのめんどいし買わなくていい理由ばかりが出てくるが左右差がある曲だと片耳が聞こえないのはかなりつらいので買うことは決断したが、それ以上は何も決まっていない。



流れてくるのは



機械の音




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