リザードマン・ニイル①
俺はとんでもないのと出会ったようだ
「なぁ、ニイルさんほんとにあいつを襲うのですか?」
「辞めた方がいいですって、普段見ない魔物です。 しかも、人型だから、そこそこ強い気がします」
俺の部下の、ルーフとサグリが止める
「いや、こいつを襲う」
ルーフ達が言ってるのことはわかる。実際に森を歩き回ってるのを見て襲おうと思ったが、襲える隙がなく尾行してるのが現状だ。恐らくだが、なかなか強い
「だが、俺達の住処を取り戻すため常に強者に挑んで実力をつける必要がある。 違うか?」
ルーフとサグリは一緒に頷いた
「違います。明らかに強いです無謀です」
俺はずっこけそうになった。そこは頷いて「そうです」って言うとこだろ
「隊長命令だ。いくぞ」
ルーフとサグリは俺の意志が曲げれないのを知って、肩を落とす
「わかりました。 ついていきます。 ただし死んだら元の子もありません。 強いってわかったら、速攻で逃げましょう」
サグリは俺に念を押してきた。 確かに死んでも元の子もないな
「わかった。 最初は俺が行く、戦ってみて強かったら俺が時間稼ぎして時間作るからその間に逃げるぞ」
そして、俺達は初めて見た魔物に挑むことになった
「おい、準備はいいか」
俺達は陣形を組んでいつでも襲えるようにした。
「(ニイルさん大丈夫です...!)」
ルーフとサグリは手で合図をしてきた。 大丈夫だって事だ。
俺は深呼吸をし、呼吸を整えた。 あたりが静寂に包まれる
「かかれ!」
「うおおおお!」
俺の雄叫びをあげるのと同時に謎の魔物に襲いかかる
俺はその魔物に対して、持ってる槍で突きを放った
その魔物は簡単に避ける
ルーフとサグリも俺に続いて攻撃するが、いとも簡単に避けられてしまう
魔物は俺達の後ろにまわった。 後ろから攻撃する気か!
俺達はとっさに振り向いて防御体制を築く
「どこだ!?」
しかし、そこには何もいなかった
「ここだよ」
声の方向を振り向くのと同時に俺は斬りかかった。ルーフとサグリも続いていく
しかし、不思議な構えをしたかと思ったら。一瞬で消えた
そこから目の前の景色は暗くなった
気づいたら俺たちは縄にしばられていた。どうやらやられたようだ
木の棒から煙を吐いているなんだあれは、そこからいろいろと話し始めた。 どうやらこいつは、俺達の住処を奪った者と同じことを言っている。 こいつもあいつの仲間なのか?だが、仲間だとしたらわざわざ俺達を捕まえないだろう。 てことは妖怪って言うのは俺達が魔物と呼ばれているのに近いのか
少し探ってみるか
「いや、俺らは妖怪ではないリザートマンっていう魔物だ。だけど、妖怪の存在は知っている」
そう言ったら、その者は驚いた表情をした。 なるほど結論を先に言ってしまったが、どうやら合っていたようだ。 そして、俺達は住処を奪った者が妖怪と名乗っていることを教えた。 それを聞いたら、その妖怪はとんでもないこと言い始めた
「夜になるとそいつが会えるんだな」
「おい、まさかあいつに会うのか」
この妖怪は1人で会いに行くと言い始めた。
おい、話を聞いていたのか俺達の住処を奪うほど強力につよいやつだぞ。
だけど、俺達を一瞬で倒せるほどの強さ、もしかしたらこの妖怪なら倒せるかもしれん。だが、話を聞く限りこの妖怪はとても強いが称号持ちではない。
俺は、その山の主が称号持ちだと伝えた。そしたら、その妖怪は首をかしげた
「称号持ち?なんだそれは」
この妖怪は今までどこでくらしていたのだ。俺達の事を妖怪と言い始めてたり、称号はなんだと聞いたりしていて、何も知らない様子だ。ずっと隔離されてた世界に住んでいたのか
それについての説明をしたら、その妖怪はなにかの結論に達したみたいで俺達を縛っていた縄をほどいた
「いろいろ話を答えてもらって悪かったな。帰っていいぞ」
なんなんだこの妖怪は。 俺達が知っている妖怪と違う
「いいのか...」
「あぁ俺は悪い奴は殺さん」
俺はもしかしたら山の主を倒せるかもしれないと思って、この妖怪に賭けてみようと思った。 だが、この妖怪だけに任せて山を取り返しても、仲間たちに合わせる顔がない
「ちょっと待て、俺も行く」
俺はその妖怪を呼び止めた
そして驚いた顔をしているルーフとサグリを呼んだ
「俺はこいつについてって山の主を倒そうと思う」
「ニイルさん、なにを言っているんですか」
「得体のしれない者です。 やばいですよ」
ルーフとサグリは俺の事を必死に止めた
「大丈夫だ。 俺を信じてくれ、少なからず俺は殺されることはない。 殺すなら倒された時にとっくに死んでいる」
「わかりました。しかし、待てるのはこの1日だけです。次の日朝から、群れのみんなで、この森にいきます」
俺はルーフの返答に頷くと、ルーフとサグリは群れのとこへ帰っていった。 そして俺はこいつについていき、夜になった
そして...
「誰だ?我の山に入り浸る者は?」
俺は山の主と対面した
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