俺の行動方針《復讐心の確認》
イズに名前を付けてやってから決まりに決まっていない行動方針を二人で考えていた。
「イズはどう思う?」
名前を付けてもらい上機嫌らしいイズはすぐに応える。
『まずはこの奈落を出ることですね。』
うむ、もっともだな。
『そして次に
・装備を整える
・現状の再把握
・レベルを上げる
・新たなスキルを覚える
とまだまだありますよ?』
「そ、そうだな……」
全部言われたら多分俺の頭がパンクするぞ?
『とりあえず、最終的な行動方針は "奈落を出ること "でいいんですか?』
「ああ、それでいい」
「あと最終的な行動方針はもう一つあるぞ」
『なんですか?』
念話でイズの首を傾げる様子が伝わってくる。
「ああ、それはな………
俺の復讐を完遂することだ」
『…………』
俺の言葉に沈黙するイズ。
その態度に疑問を持ったように俺はイズに問う。
「なんか文句でもあるのか?」
あえて優しく、何でもないように言う
『い、いえ何もありません……』
イズから戸惑いと不信感を煽るような感情が伝わってくる。
……それでいい。
俺は誰にどう思われようと、誰に何と言われようと俺はもうあいつらに復讐すると決めているんだ。
これは俺の復讐心の確認だ。
クッ クッ クッ、待ってろよ?お前ら……
俺が強くなってお前らに残忍な復讐するまで………な?
楽しみだよ……お前らの顔が苦痛と恐怖に変わるその瞬間がなぁ?
さぁ、復讐の物語の始まりだ……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます