始まりの一歩①






「と、言うことなんだ………」


俺は全てを話し終わった後泣いてしまった。


初めて人に自分の心の内を全部話した。


誰かに聞いてもらえて俺は嬉しかった。


少し恥ずかしかったけれどスッキリもした。


それを聞いた彼女は怒ってくれたし悲しんでもくれた。



それがとても嬉しかった……。











『それでこれからどうします、マスター?』


「どうするって……」


俺の昔話が終わった後俺と彼女はこれからの行動方針を決めていた。


その時彼女がふと思い出したように言う。


『あ、そういえばここらしいですよ?』


「へ……ッ!?」


いや、そんな重要な情報なんで今まで言わなかったのさ!?


何故俺がこんなに慌てているかと言うとこの世界での迷宮はと呼ばれているからだ。


何故危険地帯と呼ばれているかと言うと地上に魔物が出るのはもちろんだが迷宮に入ると劇的にが上がりときにはと呼ばれる魔物の暴走を呼ぶ可能性があるからだ。



ちなみにこの世界には全部で3ヵ所確認されている。

は12ヵ所だ。



そして



それが意味することは……





「此処は未発見の迷宮…………ッ!?」



俺はまた驚愕した。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



今回は短めです。


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