あとがき  わぁいわぁいわい


なにかっちゃ肩寄せあったり 横向いてヒソヒソ話し

ちぇッつまんねぇ ちぇッつまんねぇ 得意げな笑い顔で 俺のことしゃべってら


俺だって あとちょっとだったぜ おさまんない 気があってたんだぜ

それをなんだ それをなんだ どたん場にきて割り込んで みるみる間にうっちゃり


どこでもパーティ 皆 わぁいわぁいわい


いつもは最後にきっと 皆BINGO GAME 今夜の目当てはあいつ ただランデブー




この作品を最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。


連載が始まって約1年と4ヵ月。

全28話の作品にこんなに時間を費やしてしまいました。


本編のコメントへの返信に「最初は普通のラブストーリーにするつもりだったのに私のひねくれた性格により、ややこしいお話になってしまった」とよく書いていましたが正にその通りです。

特に難航したのが14話の「オーバー・ザ・レインボー2」でした。


13話の「オーバー・ザ・レインボー」から2ヵ月以上もかかってしまいました。

この14話が物語の中で重要な意味を持つ事もさる事ながら、奏の母を単なる説明役にはしたく無かったのです。

そこで無い知恵を振り絞って何とか書いたのですが、それが読者の方に伝わっているかどうかは私にも判りません。もし伝わっていないとすれば、それはひとえに私の力量不足です。ごめんなさい。


研一と奏の父が直接対峙する21話も難航するかと思いましたが活劇風にするのと研一の母の杏子のお陰で割とすんなりと書く事が出来ました。

私も杏子には頭が上がりません。

続く22話で、この作品は事実上完結しています。


しかし、研一と奏の行く末をきちんと書かなくては作者として無責任だと思いましたので残りの3話を書きました。

それでもなお、説明不足の面は多々あります。

最終話に書くべきだったかも知れませんが、最終話はあっさりと終わらせたかったのであのような形になりました。


説明不足の面は私の中では以下の3点となります。


1 奏の父親は結局どうなったのか?


2 杏子と奏の叔母さんとの因縁・関係は何だったのか?


3 琴音の現状はどうなっているのか?


これらは読者の方からのご要望があれば「番外編」として書いて行きたいと思っています。


今の私としては、やっと肩の荷が下りた、と言う感じです。


そして、この拙作を読んで頂いた方達への感謝の念で一杯です。


本当にありがとうございました!💐💐💐



あっ、完結記念パーティ会場との中継が繋がりました。

早速、様子を見てみましょう。


研一と奏は腕を組んでにこやかに談笑してますねぇ。物語が終わってもイチャついてますねぇ。

おっと会場の片隅では奏の父が「結局、悪役は俺だけじゃねぇか」とイジケてますねぇ。それを奏の母が「まぁまぁ」となだめてます。背中に傷痕はありませんね。奏の叔母さんは「フン。アンタの顔は悪役顔なんだよ」といつもの調子ですねぇ。

おや? 何やら人だかりが出来てますね。どうやら杏子が大勢の女子生徒達に囲まれているようです。「杏子さん、カッコイイです」とか「杏子さんみたいな大人の女性になりたいです」とか「杏子さんって、昔はヤンチャだったんですか?」とか色々言われてますねぇ。サスガの杏子もタジタジかと思いきや「人間は誰だって優れた側面は持っている。アンタ達も早くそう言った側面を見つけな」と一席ぶってますねぇ。

えーと、会場の中を走り回っている人がいますね。アレは琴音でしょうか? 何やらわめいてますね。何々「どっかに高見先輩みたいな良い男はいないのかぁ」とか言ってますねぇ。やれやれですねぇ。


あれ?

何だか会場がグラついてますね?

あーっ!クヌギの樹が「俺も入れろ」と強引に入ろうとしています。

これはもう、メチャクチャだぁ!



いつでもパーティ 皆 わぁいわぁいわい






おしまい



わぁいわぁいわい


作詞 いまみちともたか

作曲 いまみちともたか

唄・演奏 バービーボーイズ

 

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