番外編②

番外編① 何の秋? 9/1(水)

 9月になった。

 というのに、秋の訪れは未だ薄い。

 まだまだ、夏の残暑が残っている。

 秋といえば、何を思い浮かべるだろうか。

 食、スポーツ、読書、文化祭、紅葉。

 思い浮かべるものは人それぞれ違うだろう。


「姫香は秋といえば、何を思い浮かべる?」

「そうですね〜。食、スポーツ、紅葉ですかね。あ、でも今年は読書も加わりそうです」

「やっぱりその辺だよな〜」

「翔君もですか?」

「そうだな。俺の場合は読書が一番に来るけど」

「ふふ、翔君らしいですね」

「そういえば、学校の近くに銀杏並木があるらしいから帰りにでも行ってみる?」

「いいですね!行きましょう!」

 

 そして、放課後。

 俺は姫香と一緒に学校近くの銀杏並木を訪れていた。


「うわ〜!綺麗ですね!近くにこんなところがあったんですね」

「秋にならないと分からないもんね」

「ほら、歩きましょう!」


 そう言って、姫香は俺の手を取った。


「去年の秋は仕事ばかりでしたけど、今年の秋は楽しくなりそうです!」

「そうだな。秋らしいことたくさんするか」

「10月には文化祭もありますもんね!」


 急に突風が吹き銀杏がひらひらと舞い落ちる。

 夕焼けと合わさったその景色は幻想的なものになっていた。

 俺と姫香は手を繋いだままその景色の中にいた。

 姫香の言った通り、これから始まろうとしている秋は楽しくなりそうだ。

 そう思いながら、銀杏並木の下を歩いて行った。


☆☆☆

少し短めです!

皆さんは秋と言ったら何を想像しますか?

教えてください!

お話になるかもです!笑

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