しかし、人間を生かしておくためにはカロリーが必要です。
しかし、人間を生かしておくためにはカロリーが必要です。
そもそも形而上の生き物はどこから糧を得ているのだろう。突き詰めると神様。天地創造には膨大なエネルギーを費やしたと思うのだけど、それはどっから湧いてきた?
碇ゲンドウはS2機関に形而上学的生物の心臓を見出したのです。
S2機関はいわゆる第一種永久機関に分類される「どこからともなく無尽蔵に生まれる動力」
これに対して、第二種永久機関というのがあって、無限力ではないけど、詐欺的なやり方でまあ当面は確保できるよね、というエネルギー。
で、イデの無限力や、カノコイ3に出てきたモーダルシフター機関は第二種永久機関に属する。
イデの場合は第六文明人の精神力の総和が無限力だと説明されているけど、これはいずれ枯渇する半永久機関であるわけです。
精神力を知性の蓄積と考えると、情報熱力学を用いることでエネルギーに変換できます。
だって、1ビットの情報を読み書きする作業は熱力学的に言うと「仕事」をするということで、これに伴って「熱」が発生します。
実際に情報をエネルギーに変換する実験は中央大学と東大が去年成功していて、実証済み
https://science.srad.jp/story/10/11/16/0025238/
。
ただし、この段階で何万、何百万、何万人もの脳の脳神経内膜チューブが燃やされたので、第三者が見れば信じられないレベル。
なので、実際はもっと早い段階で実現しているはずなのですが、未だ検証中。
それを踏まえて、この時点で何があったのかを振り返り、さらに新たな研究として、新たな理論の確立を試みるのです。
以上のことを念頭に置いて
いただきたいと思います。
1:生命とは何か?
2:エントロピー
3:時間
4:イデア(概念・観念)5:エモさ
6:神
7:世界とは何か?
8:エネルギー
9:エネルギー効率
10:まとめ
(※ここから下は完全に蛇足になります)
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ここまでお読みくださりありがとうございます。
今回は哲学を少し混ぜて、SFの本題へと戻っていきたいと思います。
まずは、なぜ人は死んだら生き返らないのか、という話をしましょう。
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生命とは何かという大問題に対し、科学者たちが長い歳月をかけて様々な角度から考え抜いた結果、ある一つの解が出てきました。その解とは、人が生きている間は魂は不滅だけれど、死ねば肉体は滅びる、ということなんです。
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(中略)
これが科学というものです。この世界のすべては科学の導きによって成り立っています。そして科学は常に正しいことを証明してきました。したがって私たちにとって、死は決して逃れられない運命ではありません。死を克服した私たちは不死者となり、永遠の命を手にすることになるのです。つまり、今ここで死んでも、また別の世界で新しい生を受けることでしょう。
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皆さんの中にはこんなふうに考えた人もいるかもしれませんね。仮にそうだとしたら、どうして人間は不死にならないんだろうって……。そう思い至った時こそがまさにサイエンスフィクションを読むべきタイミングです! そこで私は今回、あなたと一緒に考える機会を作ろうと思いました。このページをじっくりとお読みいただければ、もう大丈夫です。なぜなら私があなたを不死の世界へ導いて差し上げますから。
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(中略)
私の主張を信じていただくために、これからいくつか例をお話しします。例えば先ほど話した、不死者のいる世界に迷い込んだ少年の物語なんかどうでしょうか。
***
僕の名前はシンジ。中学二年生になったばかりだが、来月には修学旅行を控えている。そんな僕の最近の楽しみといえば深夜アニメを見ることだ。今日だって学校が終わるとすぐに家に帰った。玄関で靴を脱ぎながらテレビの電源を入れた瞬間だった。視界が真っ白になって気がつくと見知らぬ森の中にいたのだ。周りには同じ班のメンバーたちの姿もあった。みんな混乱していたようだが、やがて一人の女の子の声をきっかけにその場は次第に落ち着きを取り戻した。その少女の名はミサトさんといったが、
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