作品紹介を拝見して、おお小学生のバトルロイヤル?
などとドキドキしてしまいましたが、とある自主企画のお題に沿ったものでした。
担任のインパクトに引きずられ、いったいどんな展開になるのか想像もつかない中で始まった、小学生によるディベート。
実際に見たことがありますが、あれって結構えげつないのです。
正論、異論、反対論。
極論は時に感情論や男女の性差にも発展し収拾がつかないケースもあり、個人的にはいつも、ファシリテーターを置けばいいのになぁ、と考えてしまいます。
さて本作は、オリンピックや運動会の是非をきっかけに、昨今のコロナ禍で変化してしまった様々と、我々が注意しなくてはいけない示唆をたっぷりと含み、全ての小学校で読んでもらいたい物語になっています。
厚生労働省や文部科学省の方、いかがです?
一番大事な、面倒に思える啓蒙のための資料は、ここに完成しているのですから。