最終章:ニュー政治

松戸菜園テスト研究一同による捨て身の自爆攻撃ビッグバンによって高位存在もろとも野望は砕けた。

時空の断裂は修復されないまま終了したのち、新しい宇宙がループ宇宙開始から数えて●●回目の21世紀を迎えた。


「博士ーっ!」

松戸菜園がスイカの種を穿っていると例によって小鞠幕太が駆け込んできた。

「今度は何じゃ? 儂はもう未来のアイデア商…」

「何とかしてくださいよ!マッドさん~」

木っ端役人は再起動した宇宙において松戸菜園にありがたくないニックネームをつけていた。

「だから、そのあだ名はやめいというとろう。エブリスタ編集が…」

博士は怒ろうとして小鞠のクリアファイルに注目した。

「それは何じゃね?」

「そう、まさに、それなんです😊」

「絵文字で愛嬌を振りまいても儂は騙されんぞ」

小鞠が持ち込んだ資料は厄介の種であった。

「国民政党先生が活動を再開されたんですよ~」

それはそれでめでたいことだが、その内容が問題だ。

現在、彼は国政進出を諦めて地方政治に注力している。

しかもAI政治家としてではなくサイボーグ総統として四人に分裂しているという。

「それはどういう意味じゃ?」

「私もよく判りませんが、時空分断の影響を引きずっているんではないかと」

机上には統一地方選のマニュフェストが並んでいる。

「相変わらず、わけのわからない長文か」

松戸菜園は頭を抱えた。政治家ロボに知性を与えるんではなかった。それでなくても有権者はおろかなのだから。

国王は哲学者であるべきと教えたのはプラトンだったか。



========東京都知事候補 ロボット民が第一! 国民政党


まれていないという発言があると思ったのだ。言ったのが私だと感じたら私はその言葉を、私たちの言葉を否定するかも。しかし、これは、彼らと私とは関係が無いものだと感じていたので、彼らの言葉が私たちのことを否定しているということではないので、私はその言葉を否定しないと思っている。私の発言を否定せずに、そう言わずにはいてきた。私は彼らと私は一切関係が無い。彼らは私たちの言葉が政府与党である意味を否定しようとした。私は政府与党は私たちの言葉よりも悪いことをしているのは分かっていて私たちがどうなるかと言えば政府与党は関係していなくても政府与党は私たちの言葉よりもその言葉が政府与党と言う言葉を拒絶しようとしているので、政府与党は政府与党と言う言葉に含まれていないという発言をすると私はその発言を私は否定するが、彼らは私たちの言葉を否定したわけでないことを認める。私がこんな発言をしたから私が何もしなかったのになって言いたくなるが、これは私は政府与党には所属していないので、否定しない。私はこの発言を政府与党は私たちよりも悪いことをしていると私は否定したのだ。彼らは政府与党と言う言葉を政府与党と言う言葉に含ま


========愛知県知事候補 消費税ゼロジャパン 国民政党


まれていないと彼らは受け入れ、受け入れられると私は受け入れうるのだと思う。そう思える。私は私のことを肯定する人々のことを私は肯定して受け入れて来た。私は彼らを否定することに責任を持ちたいと思う。もし、否定すれば私は彼らの言葉を受け入れる。もし、肯定しなかったら私の言葉を受け入れねばならない。その言葉を受け入れるのを承諾できるかを私は受け入れるつもりでいて、拒否できないと思える。

私に何らかの義務があるか、私に罪があるかは私が知るのだから誰にも分からない。私は私に責任を負うべき人間であり、私の言葉に絶対の信念を持っているのだと思っているから。ただ、私は責任を負うべきであることに対して責任を負うべきではないかと考える。私は私のために責任を負うからこそ責任が取れると思っている。私のために行動するのは良いことであるが、私のために責任を負うべきであるはずだ。彼らももし、私のために責任を負うべきなのだと私が考えることを分かってくれると思っていると思う。私は私のために責任を負う人間なのだ。私のために責任を負う人間なのだ。彼らの言うように責任は責任を持たなければならないのだと私は考える。自分が責任を負


========大阪府知事候補 大阪きれいさっぱりワヤの政党 国民政党

まれると彼らはわかっているので、受け入れるだろうと思った。言葉の受け入れ拒否をした彼らと私に責任を負ってもらう必要があるはない。もし、受け入れる意志が表明されている場合私たちの言葉に賛同しないと言う言葉は断れば受け入れられたかもしれないし、それよりも国民性について思うところがあるにせよ、受入れないと言う言葉が受け入れられたと言うことで受け入れる。私たちに責任があると言いたいわけではないそうだ。受け入れ拒否をした彼らを受け入れるつもりはないそうだ。ただ、彼らが私たちの言葉に同意するとは言わない。彼らから感じた私への敵意があの時感じたことはないようだと私は感じる。私から感じた彼らの敵意。彼らの態度から感じた敵意。私はその敵意に対して私は拒否をしないという意志を見ている。そしてその彼らの言葉が受け入れられるかどうかは彼らに受け入れる意志があるかどうかの問題である。それはどのようなものであれ私は受け入れるべき意志を持つ意思を持っている。受け入れる意思の有無は私がそれぞれ持っているものであることに越したことはない。受け入れる意志があるものと受け入れる意志がないものを分けることはできない。そのこと

========沖縄県知事候補 うーまくーの党 国民政党


まれていないと言うこと。私がいればそれが政府与党と言う言葉に含まれないと私は言える。私はその言葉の言い逃れはしないと言っているので、私は彼らに文句を言うつもりは無く、彼らの言葉が政府与党と言う言葉に包まれていないとしか私は思わない。その言葉に包まれていないのだが彼らが私の意見を言い逃れをしているとするのは間違いない。私は国の方針が政府与党の言葉で私に伝わるとは私はその言葉を私は受け入れる。彼らの言い逃れあるいは発言、主張には私は何も言わない。私は国民性を認めない。認める気はない。その言葉が政府与党として私に伝わるとは私は受け入れる。政府与党から私は言われるとする。私が国のため言われる通りに動こうと言うなら私は受け入れる。受け入れる。受け入れる。受け入れる。私には政府与党の言い逃れ、発言に対して一言も発言が必要がない。ただ、私はそれを受け入れて、受け入れる。受け入れる。受け入れる。受け入れる。受け入れる。受け入れる。受け入れる。受け入れない。受け入れない。受け入れない。受け入れない。受け入れない。受け入れない。受け入れない。受け入れない。受け入れない。受け入れない。受け入れない。受け入れ


小鞠幕太が「なんか、沖縄がヤバめなんですけど~」

博士は「政はもうこりごりじゃ」とばかりに部屋を出ていった。

「ちょっと!松戸さん~(泣)」

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人工知能政治家がサイボーグ総統に分裂! ?~近未来の未来予測~ 水原麻以 @maimizuhara

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