〈人物紹介〉サブキャラクター
*他種族
【カーティス=オルタンシア】
帝国の中でも筆頭と数えられる貴族で、吸血鬼の
日頃は文官として城に出入りしており、
物腰が柔らかい人物だが、どうにも本質は掴みにくい。
財力が高く、人脈が広い。情報を集めるのが得意。
元
【ジェラルド=ヴァイオレット】
細身の美人系が多い
筆頭貴族の一人であり、帝国騎士団の団長として城に出入りしている。
暴走気質で力に任せて突っ込む傾向がある。そのせいで皇帝にまで「脳筋ドラゴン」と呼ばれてしまう始末。
食べていなくても構わないと皇帝を黙認させるほど、実は高い実力の持ち主。
息子が出奔中だが、あまり心配していないようだ。
長らく中立を保ってきたが、アクイラ皇子のために
【アクイラ=ランズベリー=ダリア】
庶出の第二皇子。
シャウラとは腹違いの兄弟だが、仲は良好のようである。
幼い頃、母親と共にヴァイオレット家に保護された。
ジェラルドに育てられたも同然なので本人は否定しているが、考え方は彼の影響を受けており、やや脳筋である。
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*
他種族を卑下し、搾取しようとする傾向がある。
【タルヴォス=ランズベリー=ダリア】
シャウラとアクイラの父親で、イージス帝国の皇帝。
両手で足りぬほど多くの他種族を手にかけており、
高位の
土魔法が得意。
愛用の武器は、魔法石が埋め込まれた銀製の
【セレスタイト=ウィル=マグノリア】
筆頭貴族の一人であり、宮廷魔術師の長。
冒頭でミスティアを捕まえようとしたのはこの人。
ロイヤルブルーの髪にコバルトブルーの目。銀縁の眼鏡をかけている。
どうやら三章終盤では、
娘がいるようだが、ジェラルドの息子と共に出奔中である。
【ハイドレイジア卿】
筆頭貴族の一人であり、近衛隊長。シャウラの口振りだと
裏方ではジェラルドとアクイラ、二人同時に相手をする羽目になった。見事に突破されてしまったようである。
次男が反逆に加担し、出奔中。
【ローウェル=ローライド】
囚われの
〝精霊に愛される魂〟を持つ者で
手のひらを返して自ら妹を捕まえたが、どうやら呪い魔法にかかっているようだ。
皇帝に対して悪感情は持っておらず、恐怖を感じてもいない。
表現方法がストレートで、どんな相手でも言いたいことはためらいなく率直に伝えるマイペースな一面がある。
物腰がやわらかい優男だが、お腹の中では違うことを考えている。カーティスと同じタイプ。
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【ティトゥス=ザレイア】
監獄島にいるヴェルクの父。皇帝により国を奪われ、虐待され、監獄島に送られた。
送られたばかりの頃、力尽きて倒れていたところに地元民の女性に拾われ、命を取り留めたようである。
皇帝に負わされた傷のせいで身体が弱いものの、腕っ節が強い妻のおかげで安全は確保されている。現在は夫婦二人で幸せに暮らしているようだ。
ただ、息子のヴェルクが自分のことを「親父様」と呼ぶのはどうにかならないか、ひそかに悩んでいる。
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