着替えてないじゃん

ずいぶんとご無沙汰してしまいました、BLウォッチャー&リポーターあとみくです。


前話が2022年の12月のクリスマスの話で、今は2024年2月末。丸1年と2ヶ月も経っちまいましたね。まあ色々あって創作が手につかず、BLウォッチングのアンテナまでポンコツになって、ついぞそういう光景を拾えておりませんでした。


しかし、ようやく、自分の過去のボツ原稿(e r o)を読んだことをきっかけに奮い立ち、アンテナの感度も戻ってきた模様!


そこでまあ、リハビリがてら、ちょっとしたエピソードを。


2月の、去る日。

昼過ぎくらいだったかな、細かい雨が降りしきる中、バス停へ向かった。

同じくバス停に向かう15歳くらいの男の子(私服)が目の前を歩いている。平日なんだがね。

何となくもたもた歩いているなーと思ったら、おもむろに、ちょっとしゃがんでズボンのすそなんか直してみたりする。

…うーん、こういう時、追いついて横に並んじゃって、一緒に歩く感じになるのもアレだし。

後ろの私も、彼のペースに合わせて歩く速度を落とす。


そうしてバス停に並んで。

前に並んでいるその子がふと、振り向いた。

ん?っと思ったら、なんと、別の男の子が私の前に割り込んでくるではないか。

うむ、もちろん、ビビッと来て許す私。偉大なるBL法の前に腐女子は無力であり、あらゆる理不尽もそっちのけである。


便宜的に、最初に私の前を歩いていた男の子をA君、後から割り込んできた子をB君としよう。


A君「おい、何だよ、さっきと同じジャージじゃん。着替えてないじゃん!」

B君「んー、まあ、いいんだよ(笑)」

A君「なんも変わんねー」

B君「うるせー」


彼らはおよそこのような会話を繰り広げた。

聡明な読者諸氏ならどんな妄想を繰り広げるだろうか…もとい。

聡明な読者諸氏ならどんな真実にたどり着くだろうか。


~私の妄想(真実)~

ん、つまり、B君は「さっきと同じジャージ」姿である。

「さっき」とはいつかというと、先ほどまでいた、B君の自宅である。

B君の自宅にA君が遊びに来ており、午前中はゲームや勉強などをして過ごしていたが(もちろん親には勉強と言ったがゲームをした)、午後から駅に行こうということになった。

しかし、自宅だから部屋着でいるB君が着替えでモタモタしており、A君に先にバス停まで歩いているように言った。

それで、A君はB君の自宅を出て、一人でバス停に向かった。

ここでのA君の思考回路は、

「Bのやつ、いつ追いついてくるかな。でも後ろに誰かいるし(=私のこと)、振り向いて確認するのも気まずいし。ちょっとズボンのすそなどを上げて時間稼ぎを…くそっ、この女追い抜かないよ!(私:ごめんよ)っていうか、これじゃBが来たら横入りになっちゃうな。っつーかおせーんだよ…アッ(来た)」

という感じであろう。

続いてB君の思考回路は、

「くそーっ、Aと駅に行くんならちょっとカッコつけたいのに、服が決まらない!もういっそ、ダサイと思われるくらいならこのままの部屋着で行くか。『着替えてからすぐ追いつく』と言った手前、気まずいけど行くしかない…アッ(やっぱり言われた)」

ってとこだろうか。


ちなみに、バスに乗った後、A君とB君は2人掛けの座席で思いきりかがんで、肩を寄せ合って、ずーっとクスクスと笑いながらゲームをしてました。うんうん、何をしても楽しいんだよね。かわいい(*´ω`*)



そして。

ちなみに、私の盟友で同志であるM氏にこのエピソードを話したところ、「それは前日から泊まってるね」と即答した。彼女の真実は私の真実を軽く上回っており、敬服した。なるほど!




というわけで、また見かけ次第リポートしていきます!!

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