区役所にて

以前からお伝えしているように、実家に出戻り娘な私。

とりあえず居候をしていたけど、正式に住民票を移すことにした。


それで、前の家の区役所に行って転出手続き。

今の家の区役所に行って転入手続き。

世帯はどうしますかと言われ、親の世帯に入るわけではなく、ここは単独で。おお、初めての世帯主!


しかしまあ、区役所ってのはとにかく待つ。私の転出転入関連と母の福祉関連の手続きとで、今回、通算四時間くらいは待ったんじゃないかしら。


そして今回は、実家の生前対策で家族信託をするために必要な印鑑登録もすることに。

こっちも初めて!そのために実印&銀行印&認印の三点セットを買い揃えたのだ(苗字はどうなるかわからないから、下の名前だけ)!チタン印鑑というやつで、とっても重い。わざわざ、実印向き、銀行印向きという大きさやフォントを選んだりして、意気込んで登録したのだが…。


帰ってから、銀行の住所変更もしなきゃと思ってそういえば銀行印…と見たら、なんと、実印だと思って持っていったのが実は銀行印で、登録する印鑑を間違えた!ああ、やり直し…。



…とまあ、私の失敗談はいいとして。


最後の印鑑登録中、あまりの待ち時間に疲れてきたけれども、ふと横を見ると外人さんが。

そう、今回の手続きで、結構たくさん外人さんを見かけた。区役所の人は英語喋れるのかしらとか余計な心配をしつつ、でもみんな普通にそれなりの日本語を話していて、こんな異国の地の区役所で手続きなんて、地元の私がへこたれちゃダメよねなんて…。


…あら、イケメンの外人さん、二人連れなのね?


手続きの紙が並んだ物書き台の前に、アラサーくらいのシュッとした白人男性が二人。

左の落ち着いた雰囲気の栗色の髪の方をAさん、右の蛍光イエローのTシャツの金髪の方をBさんとする。


AさんBさん、何やらフランス語っぽい発音で楽しそうに会話。

Bさんは長身でイケメンで身振りが大きくいかにも外人さんって感じ。用紙の記入を二人で話していたが、よくわかんなくなったようで、Aさんに任せて一人でベンチに座る。

Aさんはこう言っちゃなんだけど真面目で平凡って感じのお顔立ち。でもまあTシャツに短パン、サンダルでラフな身なり。


…ふふ、あれかな、お二人はフランスで同性婚済みなのかな(妄想の飛躍)。

だって、他の外人さんはみんな一人で来ててすごいなあ偉いなあって思ってたけど、あなたたちだけが二人だもんね(データ不足&ご都合主義)。

でも日本では夫婦として住民登録はできないわけだから、とりあえず同世帯での同居?ああ、世帯主が夫…っていうか攻めなのかな(え?)まさかどちらが「セタイヌシ(攻)」なのかで「俺だろ?」「いやいや僕だよ」「雰囲気的に俺だってば」「回数としては僕」と言い合ってるリバCP!?(ただただ下世話)

ああ、そうだ、同性パートナー何ちゃらとか、うちの市にあったかな…あ、あった、けど、区役所じゃなく市庁舎で要予約で宣誓に一時間かかるって!(これはちゃんと調べた)



というわけで、住民課で(執念で)見かけたBLレポートでした。

お二人とも、お幸せに(*´▽`*)

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