第4話『黒猫ウルタールを捕まえろ』

 GM:冒険者たちは下町ギルドの〈グランレイダーズ〉に向かいます。冒険者としての依頼を受注するためです。2日酔いのちょっとしたくらくら感は街中を歩いているうちにいつのまにか消えていました。空は雲ひとつなくまぶしいくらいです



 シン:やっと酔いがさめてきたぜ


 ハル:ですわね




 GM:3人がグランレイダーズのなかを物珍しそうにして歩いていると、ロリドワーフに声をかけられます。「おっ。さてはおめーら、新人冒険者だなっ?」



 ピノ:なんでわかったか不思議っしょー


 シン:ロリドワーフか。悪くないッ! とっても悪くないぜッ


 ハル:あのぉ……。シンさん?


 シン;こほんっ。んで、なんで俺たちが駆け出しだってわかった?



 GM(ロリドワーフ):「んなことは、あたいじゃなくても誰でもわかるっつーのっ。だってよ、そーんなピッカピカの冒険者セットかついで、ギルドのなかをキョロキョロしていたら。そりゃ、新米冒険者くらいだかんなっ。あははっ」


 シン:こりゃ、お嬢ちゃんにいっぱいとられたぜっ




 ソード・ワールド2.5のドワーフ女はかわいい女の子といった感じだ。ムキムキのヒゲヅラじゃないので安心して欲しい。


 男ドワーフはずんぐりむっくりの正統派ドワーフだけど、女ドワーフはちょい背が低めの人間の女性って感じって設定だ。


 ドワーフ女の成人の身長は平均140cm。成人してから容姿が老けないのも特徴の1つだ。



 GM(ロリドワーフ):「まっ、あたいはお嬢ちゃんって歳でもねぇんだけどなっ。まっ、若く見られる分には文句は言わねぇよ。逆の場合は、あたいのゲンコツが飛ぶけどな?」


 ピノ:ところで何でピノたちに話しかけてきたっしょー?



 うーん。ピノさんなかなかに鋭い。どう話を進めてようか。



 GM(ロリドワーフ):「ああ。見てのとおり今日はギルドはガラガラだ。んなわけで、おめーらにちょっとしたクエストを依頼しようと思ってんだわ」



 ハル:たしかに人が少ないようですわ


 シン:中央街区のギルドとは大違いだぜ



 GM(ロリドワーフ):「まっ、いつもはもうちょい活気あんだけどな。ベテラン冒険者はすこーしばかり大規模なクエストで人がいねぇってこった。そんなわけで、猫の手も借りたい状況ってわけだぜっ」


 シン:そりゃ、正式な依頼か?


 GM(ロリドワーフ):「モチのロンだぜっ。クエストの依頼者は行商キャラバンのガキンチョだ。依頼の内容は迷い猫を探して捕まえることだ。簡単だろ?」

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