5話 昨夜のこと

昨夜のこと。

俺と若い女性(仮 秋子)の間で


・・・ふと気付くと、

いつの間にか窓を打つ雨音が静かになっていた。


昼間は激しく降っていた雨が、

ようやく小雨になっていた。


俺は落ち着いていた。

初めての事じゃない。

不安や焦りは禁物だと経験から知っていた。


目の前のなめらかな面は、まぶしく灯りを反射し、

まるでいくつものはじける生命の喜びを見つめているようだった。


俺は、ゆっくりと滑らせた。

すーーー・・・ 


軽く力を入れた。

キュ。


秋子: 「あっ。・・・」


俺は強く

・・・・ギュッ! 


「あぁ・・・。」 首を激しく左右に振る秋子。


秋子は、ぐっしょりと濡れていた。

そして、「おねがい。」と言わんばかりに 

俺をみつめた。


秋子がまた左右に首を振った。


「おねがい・・・。入れて。」

秋子の瞳が訴えてくる。


俺は、身体を動かした。


背中を浮かして秋子が喜びの瞬間を迎える。


秋子はまた俺を見つめると笑顔になり、うなずいて見せた。




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第4話で私がイメージしたものは『フミン』です。

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第5話は、ある文章から意図的に名詞や、状況説明などを省いた文章です。

本当の文章は6話で。

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