第59話 和樹side2

今日俺は千鶴の力になりたいと思いとりあえず千鶴を探して思いを聞くためだった。


そんなことを考えながら廊下を歩いていると前から那月歩いてきて話しかけてきた。



「こんにちは和樹。」


「あぁなんか久しぶりなきがするな。」


「そうね。どうかしたの?なにかさがしているみたいだったけど。」


なんでそんなことわかるだとおもいながらおれはとりあえず深い話はせずに話した。


「昔よく遊んでいた北山千鶴っていう子がいたんだけど久しぶりにこないだあったんだよ。この学校に入学してたみたいだったんだけど。でその子にちょっと用事があって探してる途中だったんだよ。」


「女の子?」


「なに?」


「その子女の子?」


「あー。そうだよ。神奈と同い年の子だよ。それが何かあったか?」


「なにもない。」


なんだか最近少し仲良くなれたと思っていたけどやっぱり那月が何を考えているか分からないな。


「じゃあ俺は行くな。」


と言うと那月は俺の服の腕の裾を掴んでいた。


「どうしたんだ?なにか用事でもあったか?」


「私も手伝う。」


「でも那月はその子の顔とか分からないだろ?」


「手伝う。」


うーん。こういう風になった那月が引くような感じがしないな。まあ人手があった方がいいこともあるだろうしな。


「じゃあ頼む!一緒に探してくれ。」


「うん!」


何故か那月を連れ添って千鶴を探すことになってしまった。


和樹はこの時の那月の笑顔を見てなかったみたいだったけどすごく可愛らしく笑顔でいた。

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天才妹がなんで僕なんかに構うんだ もんきち @monkiti5644

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