第50話最悪な過去

私は覚えていたあの女の存在を。


あれはまだ小さかったころだから小学校3年生くらいだったとおもう。私はお兄ちゃんといつもその頃から遊んでいた。お兄ちゃんにはついてくんなと言われながらも一緒に遊びたかったのでついていくことが多々あった。


そんなころついて行った先には私と同じくらいの女の子がいた。その子はお兄ちゃんが言うには最近よく遊んでいる子だという。


まあそれくらいだったら私も別に嫌ったりはしない。むしろ同い年くらいなんだししかも同じ女の子でもあるからやはり仲良くあそびたいとおもった。


だからあいさつしようとした時になんだか変だったのかお兄ちゃんの後ろに隠れてこちらを見ようとしなかった。


なんだ初めてあったのだからかと思い遊んでいるとだんだん慣れるかと思いながら一緒に遊ぶことにした。


何で遊ぶかとなった時にかくれんぼにしようと言うのでお兄ちゃんが鬼になって私とその子が隠れることになった。私はここが仲良くなるチャンスだとおもい一緒に隠れようと同じところにいった。


その時にその子はいった。


「お兄ちゃんは私のお兄ちゃんだから神奈ちゃんとは仲良くしない。」


と言われてしまった。


正直いきなりのことだったから言い返すこともできずにその子は違うところに隠れにいった。


その後に帰ってから思い出しながら考えていてもこの子はやばいとおもった。だから私はお兄ちゃんにあまりその子と仲良くしない方がいいといったがお兄ちゃんは聞く耳がなかった。


それもそうだ。その子はお兄ちゃんがいる時にはすごくいい子のふりをしてお兄ちゃんがいる時はわたしにも話しかけてくるがいなくなったらそんなこともなく話さなくなるし口を開いたらなんでいるの?みたいなこともいってくる。


そんな子と仲良くできるわけもなくそれにお兄ちゃんはそんなことにも気づかずに遊んでいた。私はお兄ちゃんを取られたくなかったので嫌でもそのこと遊ぶ時にはついて行ったが何回も遊んだけど仲良くなれることはなかった。


幸か不幸か小学校と中学校と学校が違うかったのがよかったと思わざるえなかった。


でも今日であってしまった。あの子は昔みたいにお兄ちゃんにべったりして私を煽るような態度だった。


見た目もムカつくことに私よりも胸もおっきかった。


これから多分何度か絡んでくることがあるとおもう。そんな時の対処を考えなくてはならなくなってしまった。


今日は生徒会ではいいことがあって帰り際に最悪なことで落とされてしまった。


まあ今の私とお兄ちゃんの関係値だったらあんなやつどうってことないと思いながら寝床に着くのであった。

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