第47話生徒会会議2

「そこで今回その責任者は例年だったら会長、副会長が務めることが普通だったが今回はそうじゃなくてもいいとおもっている。」


そう例年だったらそうなんだけどまさか会長がそんなこと言い始めるとはおもってもなかった。正直いって責任者なんて大変なだけでなりたい人なんているのかと毎回おもっている。だから会長と副会長がやるのかと思っていたけど。


「でだ!ぼくからの推薦で一人決めさせてもらおうとおもっているのだがどうだろう?」


と会長がいったところで生徒会メンバーがざわざわしだした。そら指名されたら断ることができないだろうしな。それにその意見に反対できるような人もいないだろうしもうここはみんなその意見に賛成せざるおえない雰囲気であった。


「大丈夫そうだな。じゃあぼくが今回の行事で責任者を任せていいと思える人は友田和樹くんだ。どうかな友田くん?やってくれるか?」


だれだろーな責任者という面倒だらけの役を押し付けられるのはと聞いていたら

え?ともだかずき?なんか聞いたことあるようなきがとおもっているとみんなが俺のことをみる。

やはり俺の名前か。なんでだ。なんで俺がそんな役を。


「え?ぼくですか?無理ですよ。迷惑かけるだけですよ。」


と遠回しに断りを入れてみたら


「僕は君だったらやってくれるとおもっているんだけどな。他のメンバーはどうかな?」


と周りに聞いた会長は他のメンバーもいいんじゃないかなど賛成意見がおおかった。そらみんな自分が選ばれなくてよかったと思っているだろうからな。


「でも…」

と言おうとしたら今度は会長が外堀を埋めようと


「妹である神奈さんはどうおもうかな?」


神奈に聞くのはやめてくれよ。


「兄だったら絶対に完璧にこなすと思っています。」


「だそうだよ?和樹くん。」


「わかりました。その大役受けさせてもらいます。」


ほんとにこの人は策士だなとおもった。俺が妹に期待されてそれを裏切ることができないと思ってのことだろう。でもこのまま引き下がるわけにはいかないだろう。


「じゃあもう一人は会長がやってくださいよ。会長がもう一人の責任者だと心強いですし他のメンバーもそれを期待してますよ。」


と会長が別に責任者をやりたくなくてこういうことを言い出したとは思はないけれどここで逃すのはなんだかなーと思ったのでいった。


「わかったよ。まあ元からもう一人はぼくがしようとはおもってはいたのだけれど。

後なんだけど和樹くんの補佐に神奈くんについてもらおうとおもうんだ。やはり和樹くんだけだとなにかと大変だろうしそれに一年生が率先してそういう役につくこともこれからのことを考えるといいことだとおもうんだ。

どうかな神奈くん?」


「はい!全力で兄をサポートしていきたいとおもっています!」


「じゃあ責任者も決まったことだし今日はこの辺にしとこーか。まあまだ行事の準備までは期間もあるからそんなに気負うこともないよ。夏休みが終わってからが本番だからね。じゃあ解散としよーか。」


と会長が言って会議がおわった。まさかこんなことになるなんてと思いながらもう今日は家に帰ってゆっくりしたいと思い廊下に出た時いきなり声をかけられた。


「和樹おにぃーちゃん!」と

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