第46話生徒会会議1

俺は今日もこの暑い中学校にきていた。普通だろうと思うだろうかけどちゃんとくることもえらいことなんだぞ!


もう少しで夏休みが迫っている中でクラスの雰囲気ももうだんだんと夏休み雰囲気であった。それも仕方がないだろうがもうテストも終わってあとは夏休みまでも授業を消化するだけとなっていたからだった。おれはといえばいつも夏休みは家でゆっくりするだけの日々などでどこか海に行くだとか夏祭りに行くだとかそんな歯もういた話はない。


いつも通りホームルームはささっと終わらせてくれる先生なのですごくいいなと思えた。ホームルームが長い先生は正直だるいなとおもっていたからだ。


ホームルームがつつがなく終わり今日は生徒会活動があるというので生徒会室にきていた。あれから会長との関係も昔のように戻ったと言っていいだろう。それも神奈があいだに何回か入ってくれてそこまでもどった。まああの会長は何か機嫌が悪い時だったのかまがさしただけどったのだろう。


今日は夏休みも控えてはいるが生徒会ではそのあと夏休みが終わったすぐに体育祭がありその後に文化祭も迫っているので正直生徒会も一番忙しいのは夏休み終わりからすごく慌ただしくなっていく。


ほんとになんでこんなスケジュールにしてあるのか頭がおかしいとしか思えなかった。もっと前半に体育祭を持ってきておけばもっとゆったりと過ごせるというものを。まあこんなもうどうしようもないことを言っていても仕方がないがどうしてもおもってしまう。生徒会メンバーもみんなおもってはいるだろう。


神奈のなどはまだ一年生でどれだけ慌ただしくなるか経験してないからあまりそんなことはおもってもないだろうけど。そんなことを思っていると会長が


「さぁ今日集まってもらったのは2、3年生はわかっていると思うがこれから夏休みが終わった後のことを話合わなければならない。

そう体育祭と文化祭この二つの行事ごとの話だ。一年生がいるのでわかりやすく説明していくんだが毎年この学校では生徒会が率先してこの二つの行事をこなしていくことになる。その中でこの学校の珍しいのは体育祭と文化祭の責任者を決めるということだ。この責任者は体育祭で一人、文化祭で一人と計二人決めることになっている。その責任者のもとで他の生徒会メンバーも半分半分で下について作業をするということだ。

なんとなくわかってきましたか神奈さん?」

といきなり話しかけを振られて戸惑ってはいたが


「はい。丁寧な説明ありがとうございます。それにしても珍しいですね。」


「そうなんだ。僕らも他の学校の人に話を聞いたことがあるけれどこういうやり方をしてるのはここだけらしい。でもね僕はこのやり方はなんだか良くないとおもっていたんだ。確かに二つに戦力を割ってそれぞれ作業を進めていくのもいいとは思うんだけどやはりそれだと意思疎通も取れにくいとずっと思っていたんだ。だから今年からは責任者は二人は決めるんだけどこの二人はどちらの行事の責任者となってもらってメンバーも戦力はさかずにどちらの行事にも全力で挑んでほしいとおもっているんだ。」


なんとここで例年のやり方を変えるとは思っていなかったのでびっくりはしたけれど確かにこのやり方は効率が悪いと一年の時におもっていた。連携が取れないことも多々あった中で責任者となった人が結構大変な感じではあったな。まあ例年この責任者は会長、副会長がなっていたので今年も二人決めるんだったらその二人がするんだろうな。


まあ俺は適当に言われた作業をこなしていけばいいだろう。とそんなダメなことを考えていたからなんだろうか。そんなことになるとは。



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