第45話神奈の追跡

今日私はおにぃがなんと那月と出かけるって言うのでそれを隠れてついてきていた。


正直私はびっくりした。あのおにぃが誰かと買い物なんてと。もう高校生だから普通だと思うかもしれないが正直私が知っている範囲だと誰かと買い物を行くのは私以外だと初めてだと思う。それがまさかの那月だという。そう聞かされてはついていかざるおえないだろう。


まだどこに行くかは聞いてはいなかったがこの道だとたぶんこの前できた大きめのショッピングモールだろう。普通こんなところに彼女でもない女の子といくーと思ったけどそんなことをおにぃに言ってもしかたがないだろう。


ショッピングモールに着いた時くらいだっただろうか那月がおにぃの手を握って歩き出したじゃないか。もう正直ここにある柱を潰そうかと思ったくらい動揺した。おにぃもおにぃだ。それを許すなんて。私以外の人と買い物苦手くるなんてとおもってしまう。


もうこれ以上ついていってもしんどいだけかもしれないと思った私はこの辺でついていくのをやめた。まあ別に負けを認めたわけじゃなかったけどまあここで那月が大きく動くとも思わなかったのもある。てを握ったことにはびっくりしたけど私だったら腕を取るくらいのことはするだろう。これが別におにぃじゃなくてほんとに好きな人を振り向かせるためだったらそうすると言うはなしだ。だからまだ那月の積極性だったら大丈夫だ。


そうは言ったけど気にならないわけじゃなかったから午後に合わせて駅前でお茶をしながらもしおにぃがでてきたらいいなと思いながら待っていた。あまり遅くなりすぎないようにはしようとおもっていた。もしも見逃すこともあるかもしれないから。でも私はおにぃが駅から出てくるのをみつけた。まあこういう時は何故か見つけてしまう。ある意味仲が良さげな二人を見たくはなかったから見つけなくては良かったけどみつけた。


私はおにぃに近づいて今日の文句をちょっと言って一緒に帰ることにしようかな。私の足取りは今日朝の頃は重たかったけど今はなんだか軽くなったようだった。



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まだまだ不慣れな連載ですが指摘などもあったらコメントしてくださいね。

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