第43話買い物4

俺たちはいろんなところを見てまわりながらやっと本屋さんにたどりついた。


「結構ここまで来るのにすごい人混みだったからたいへんだったな。」


「そうね。でもなんとかつけたわ。」

と言いながら那月は本を物色し始めた。


「じゃあ俺も何かあるか見てくるからな。」


「わかったわ。」


といい俺も何かあるか見て回ることにした。なんせこの本屋まあまあの広さでどこになにがあるか初見じゃあまり把握できなかった。

まあ適当に見て回っていったらいいか。


俺は何冊か本を持ってレジを済ませた。

「那月はどこにいったんだ。」


とまた本屋を練り歩く羽目になってしまったけど意外と早く見つけた。

なにを見ているのか気になったので覗いてみるとこの辺の置いてある雑誌はよく若い女の子が好んで読みそうな感じのやつが置いてあるところだった。那月が手に持っているのはなかなか難しそうな参考書を持っていてなんだかギャップがえぐかった。


「那月何か気になるものでもあったのか?」

と俺が尋ねるとビクッとしてこちらをむいた。


「なにもないわ。」

と言いながら一つの雑誌を持ってレジに行くらしい。なんだかんだ雑誌は買うんだなと思いながら那月についていった。


難なく今日のメインである本屋の買い物も終えてこれからどうしようかと考えていた。


「どうする?もう帰るか?」


「そうね。もう一箇所行ってみたいところがあるのだけれど。いいかしら?」


「ああいいぞ!ここまできたんだからとことん付き合うぞ。」


と言い那月についていった。そして着いたのは映画館だった。最近ではこういう大きいショッピングモールに映画館が入っておるなんて珍しくなくなっていた。ここも映画があるらしい。まあでもまさか映画を那月と見にくるなんてな。中学の頃だったらびっくりだろうな。


「で?何か見たいやつでもあるのか?」

と聞き別におれは今見たいやつがないので聞いた。


「これがいい。」と指を指したのはクラスの女子とかがよくよかったーとか感想を言っていた感動恋愛映画だった。これを俺と見るのか?


「別にいいけどこういうもんは恋人とかと見るもんじゃないのか?」


「別にそんなの気にしない。和樹はいや?」


そんな弱々しい感じで尋ねられたら断れるものも断れないじゃないか。


「俺は構わないよ。じゃあ見るか!」


「うん。」


と那月は嬉しそうに頷いた。こいつそんなにこの映画が見たかったのか。確かにこういうやつは一人ではより見にくいもんな。俺も一人で映画は来ることもあるけど恋愛系はさすがにって感じだもんな。


二人は映画を見終わって帰らながら感想をいう感じになった。



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まだまだ不慣れな連載ですが指摘などもあったらコメントしてくださいね。

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