第33話なんでか

そう。あの時僕は一体どう答えたら正解だったのか。いまでもわからない。



「そんなこといいじゃないか。」とそっけなく俺は答えた。そんなにこのことを言いふらすことでもないとおもったからだ。


「いいじゃん教えてよ!もしかして喧嘩でもしたの?」喧嘩はしていない。ただ個人的なことだったのでなんだか那月に言った勝負も自分勝手だとは認識していたのであまり言いたくはなかった。


「喧嘩はしてないよ。」


「じゃあなんなのよ!勉強みてるご褒美に教えてよ。」と食い下がる神奈に僕は折れることにした。でもなんでそうなったかは答えずにことの断面だけを教えることにした。


「今度のテストで勝負することになってな。それでそれが終わるまではお互い一緒に勉強をするのをやめた。それだけだよ。」といった。


「え?そんな約束したの?那月さんから?」と聞かれて


「ちがう。僕から言ったんだよ。頑張ろうと思ったら目標も大事だしな。」と我ながら情けなく嘘も織り交ぜながらこたえた。


「そうなんだ。でも勝負するだけなの?」となんだか含みのある言い方をした。ほんとにこの妹は察しが良すぎてこまるな。


「いやまけたら一日なんでも言うことを聞くっていうことを条件にうけてもらった。」と言ったらなんだか神奈のは怒りだした。


「なんでそんな約束するの!もし困ること言われたらどうするの?」というがあの那月がそんなに人が困ることを言うとはおもってなかった。


「那月もそんなに難しいことは言わないよ。せいぜいパシリにされるくらいじゃないか?」とこたえると


「ほんとおにぃはバカ!どうせ那月さんはおにぃに・・・」と言うのをやめた。なんだよ気になるじゃんかよ。」


「どうせなんなんだよ。」というと


「もういい!おにぃの馬鹿さ加減に呆れただけ!もう今日は疲れたから終わり!早く片付けてかえってよね!」と早々に片付けをして部屋を出て行ってしまった。何にが気に障ったのかわからなかった。神奈にはそんなに関係のないことのようにおもうのにな。と考えながら部屋を後にすることにした。




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もし面白いなとかもっと読みたいと思われた方は応援たとよかっなたら⭐︎をくれたら書くモチベーションにも繋がりなかますかんでよろしくお願いします!

まだまだ不慣れな連載ですが指摘などもあったらコメントしてくださいね。

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