第27話料理対決?
「で!おにぃはどっちのお弁当をたべるの?もちろんわたしだよね!」という神奈と
「もちろんわたしよね。和樹は勉強の疲れが溜まってるんだからわたしのお弁当で元気になってもらうんだから。」と二人は引かないご様子だった。僕はどうしたらいいんだ。とりあえず
「もちろん神奈のお弁当も食べさせてもらうよ。」
「もってなに?もって!わたしのだけ食べるんだよね。」と怖い感じで怒っているのはわかってるんだけどこんな時に片方だけ食べるなんてできないじゃないか。だって那月も僕にお弁当を押し付けてくるんだから。
どうしたらいいんだ。
「じゃあわたしと那月さんのお弁当を食べてどっちのお弁当を食べてどっちが良かったか決めてよ。」という神奈。
「私もそれで構わないわよ。」という。
「わかった。じゃあとりあえず那月の方から食べさせてもらうよ。」とお弁当を開けたら肉があった。もうこれでもかというくらいいろんな肉が敷き詰められていた。スタミナが尽きそうな牛肉の炒め物と豚肉の生姜焼きそれに鶏肉のきんぴらとこれだけはなんだかヘルシーそうだがもう見た目は茶色一色みたいなかんじだった。
「では食べさせてもらうよ!」と口に運びまず牛肉からたべた。これはすごくおいしかった。結構大雑把な感じかと思いきやすごく深みのある感じに味つけられていてご飯が進む進む。他のを食べても見た目と繊細さがギャップな感じですごくよかった。
「すごくおいしかったよ。」というと那月は
「もちろんよ。さっきも言ったけど昨日からちゃんと下ごしらえをしているんだから。それにやっぱり男の子にはお肉がいいとおもって。美味しいって言ってくれてうれしいわ。」と二人の雰囲気をつくってしまったのか神奈が
「はいはい。それじゃあわたしの方をたべて!」とせかす。
「そうだな。じゃあ神奈のお弁当をいただくね。」というとお弁当を開けたらすごく彩りの良いことなかった。これがtheお弁当な感じで卵焼きにちょっとしたお肉そして野菜とバランスよく盛られていた。
「那月さんのお弁当はがさつです。ちゃんと栄養バランスを考えて作らないとお弁当じゃないです。」という神奈に那月は顔をしかめた。
まあ那月の方もよかったけど見た目は神奈の勝ちかなとおもう。
「じゃあいただきます。」といい卵焼きを食べた。これはおれが好きな卵焼きだった。ちょっと砂糖が入っているのか甘めの卵焼きが僕はすきだった。他の食べ物を食べても俺が好きな味つけがなされていてすごくよかった。これは流石に家族が為せる技だなと思いながら完食した。
「神奈のお弁当おいしかったよ。」というと
「当然よ。ちゃんとおにぃ好みの味付けにしてあるんだから。まあ残さず食べてくれてよかったわ。」とちょっと最後には笑を浮かべていった。
「で!どっちがよかった!」といわれて正直悩んでいた。那月のはもう男だったらたまらない感じのスタミナ弁当だった。すごくおいしかっし食べた感がめちゃくちゃあった。
神奈の方はちゃんと栄養も考えられてそうな献立ですごく食べやすかった。ヘルシーでなんだか懐かしみまで感じるお弁当だった。
二人はソワソワしながら判定をまっていた。
「じゃあ先にいっておくけどふたつともにすごくおしいかって。正直これに優劣はつけたくはない。このふたつのお弁当は僕に向けて作ってくれたお弁当だろ。その気持ちだけですごくうれしかった。」となんとか判定を無しにできないかといっていたら二人は
「そんなことはいいからどっち?」といってきた。もうなんでそんなに張り合うんだよと思いながら一応決めていた結果を言うことにした。
「わかったよ。じゃあ僕が選ぶのは・・・
神奈のお弁当だ。なんでかというと神奈のお弁当は全て僕好みに作られていた。那月の方も美味しかったけどそこが勝敗の決めてかな。」というと神奈はすごくよろこんでいた。那月は
(そんなのずるじゃない。)と僕たちに聞こえない感じでいった。
「そう。わかったわ。そこが敗因だったらもっと和樹の好みを覚えるようにするわ。」と宣言していた。いやいや別にそこまでしなくてもとおもったがそれをいっても意味はないことくらいはわかる。
「ふん!敗者のかんがえね。おにぃは私が作ったものを食べたらいいことがわかったんだから那月さんはもう作ってこなくていいから。」というと那月は
「そんなわけにはいかない。ちゃんと和樹の好みを知らないといけないから。」と二人はまた喧嘩をはじめた。
なんでせっかく落ち着きそうだったのにまた喧嘩がはじまるんだよ。と思いながらその場を静かに去ろうとおまった。
あーあの時はほんとにわかってなかったんだよなー。二人がどんな気持ちでつくってくれるかってな。ほんとにバカなやつだったな。
まあこれもいいおもいでって言うことかな。
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まだまだ不慣れな連載ですが指摘などもあったらコメントしてくださいね。
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