第26話お弁当
なにか今日は朝から家が賑やかだった。何を思ったか今日は神奈が朝ごはんを作ってくれていたみたいだ。朝から珍しく台所に立ってやってくれた。いつも俺の仕事だったけどありがたいことだ。昨日は神奈にこんこんと説教をいただいたので夜は早めに寝て体調も万全だ。
「おにぃ!早く食べちゃってよ。片付かないじゃない」という神奈に僕はいつもそれは俺が思ってるんだけどな。と思いながらも今日は用意をしてくれているので
「ごめんごめん。早く食べるよ。今日はありがとうな。」というと
「そんなこといいけどそれよりも今日は久しぶりにお昼一緒しようよ。」と珍しくお昼のお誘いだった。
「それは別にいいけどじゃあ集合場所は食堂でいい?」
「だめ!教室まで迎えに行くから待ってて。」と言われてわざわざ教室まで迎えに来なくても良いのにとおもうけどまあ従っておいたほうが無難だしな。
「わかったよ。じゃあ待ってるな。」といい朝ごはんをたいらげて学校にむかった。
昼休みになり神奈をまっていると何故か那月がエンカウントした。なんでだ?約束でもしてたかな?
「どうしたんだ?」と聞くと那月は
「お昼一緒しない?」と言われておれは
「今日は神奈と一緒に食べる約束があるんだよ。わるいな。」
「そうなんだ。じゃあ私もいっていい?今日は和樹にお弁当つくってきたんだ。なんだか最近あまり食べてないようだったから。」
「え?那月が俺のお弁当を?まじで?」
「うん。だから一緒に食べよ。」
「そうか。なんか悪いな。じゃあ神奈には俺からいっておくよ。一緒にたべよう。」
「うん。」
まさか那月が弁当を作ってきてくれるなんてびっくりだ。ていうか女子の手作りなんて初めてだ。なんかテンションあがってきたな。とお気楽なことを考えていると神奈がやってきてことを伝えると
「はぁ!なんで那月の弁当なんか受け取ってんのよバカにぃ!」となんかいきなりバカ扱いされて
「いや俺のために作ってきてくれたんだからそら受け取るだろ。」
「おにぃはこの私の作ってきたお弁当だけ食べてたらいいのよ!」となんだか神奈もお弁当を作ってくれたみたいだ。
なんなんだ。なんで今日に限って一気にふたつの手作り弁当もらうんだよ。せめて一日ずれてたらいいのに。なんかふたりともすごい空気だし。もっと仲良くしてくれないかなー。とおバカなことを考える和樹だった。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
もし面白いなとかもっと読みたいと思われた方は応援とよかったら⭐︎をくれたら書くモチベーションにも繋がりますかんでよろしくお願いします!
まだまだ不慣れな連載ですが指摘などもあったらコメントしてくださいね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます