第25話二人の計画
ある日のこと。期末テストが控えている僕は勉強をつづけていた。こないだは那月と一緒に勉強ができて収穫はあったがいつも一緒にってわけにはいかないからなるべく追いつくようにすごしている。
放課後に神奈が一緒に帰ろうと教室に来て僕を呼びに来た。僕は神奈を待たせるのもなんだから急いで帰り支度をして神奈のもとに向かった。
「ごめんごめんまたせちゃったな。行こうか。」というと
「うん。ていうかおにぃ!目の下のくますごいよ。ちょっと休んだ方がいいんじゃない?最近ご飯もあんまりたべてないし。」
「あー。大丈夫だよ。ちゃんと寝ればくまも取れるしご飯もたべてるよ。」
「ばかにぃ!ちゃんと寝ればって言うだけで寝ないでしょ!今日はやる勉強は休んで!ご飯もちゃんとたべな!」と神奈におかんみたいな感じで叱られてしまい言い返すこともできなかった。
「ごめんな神奈心配かけて。わかったよ。今日はゆっくり寝ることにするよ。」
「わかったらいいの!じゃあ早く家にかえろ。」
(和樹ご飯食べれてないんだ。)とどこかで誰かが呟いた。
「もうほんとにバカにぃなんだから。私がちゃんとしてなくちゃなんにもできないんだから。」とまだまだ帰り道での説教というか小言がつづいていた。
家につきおにぃが部屋に戻って私も部屋に戻って考えていた。いつもおにぃは学校でのお昼ご飯はパンだ。私たちの両親は共働きで仕事場に母親も父親も泊まりきりでなかなか家に帰ってこない。だから簡単な朝ごはんは作るけどお昼はいつも学食かパンにしている。
おにぃも最近がっばってるし私が明日のお昼ご飯にお弁当を作ろうか考えていた。ちょっとでも栄養のいい食べ物を食べてほしい。
よし!おにぃには内緒ですごいお弁当をつくってあげよう!と考える神奈だった。
わたしは和樹と一緒に帰ろうと呼びにいったらもう神奈さんがそこにいた。声をかけるかどうしようかと考えていると二人の話し声がきこえた。どうも最近和樹はご飯をあまりちゃんととってないみたいだった。それを聞いた私はある計画をたてていた。
家に帰ってきたわたしはさっき本屋さんで買ったお弁当の本を見ながら考えていた。
そうわたしは明日和樹に私の作ったお弁当を食べて元気になってほしい。あわよくばまた勉強する約束もできたらとおもっていた。
うーん。なにがいいんだろうな。やっぱり男の子だからちょっとがっつりした感じがいいわよね。スタミナ料理的な感じでいこうかな。
和樹のことを心配する二人は運命的か同じことを考えていた。そしてそれが修羅場にならないわけないよな。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
もし面白いなとかもっと読みたいと思われた方は応援とよかったら⭐︎をくれたら書くモチベーションにも繋がりますかんでよろしくお願いします!
まだまだ不慣れな連載ですが指摘などもあったらコメントしてくださいね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます